第1回 「隊長殿はなぜ何時もステッキをお持ちになっているのですか?」

 第1回目は「大戦略VII」をプレイする上での最大のポイントとなる新システム、「階層(高度)」についてのお話しです。
 ダイセンリャカーの皆ようにとっては、新システムの「階層(高度)」とは言っても、同じ様な概念がこれまでのシリーズでも、兵器パラメータに採用されていた事は周知の事実ですよね。
 ※画像は「大戦略VIインテグラル」より

 この「VI」のAH-64にも、「高度」の概念があって、「ヘリ」と区分されています。
 しかし「VI」までの「高度」の概念は、単にその兵器が移動するときにはどの高度に存在しているかどうかの区別だけに使われていて、ユニットの移動以外の要素には直接影響する事がほとんどなかったのです。
 ですから対空自走砲の様な直接攻撃対空兵器が、かなりの高度を飛行しているはずの戦闘機や偵察機を攻撃できたり、戦闘機が攻撃ヘリを普通に撃墜してしまうという現象が生じていました。
 このような現象を回避するためにこれまでの大戦略シリーズでは、本来射程が足りないはずの攻撃対象に対しては、(その有効な攻撃力を奪うための措置として)攻撃対象の兵器が移動している「高度」に対して攻撃力を設定しないという手法が取られていました。「例えば、歩兵の持つライフルの攻撃力は「高々度」に設定しない事で、偵察機を撃墜できないようにしていたのです。
 ※画像は「大戦略VIインテグラル」より

 結局のところ射程の概念は水平方向、言わば二次元的な要素でしかなかった事になります。


 「大戦略VII」の世界では、兵器の攻撃力とは別に、三次元的な射程の概念が新たに採用されています。
 つまり現在運用されている兵器が存在している高度から三次元的に判断して、どの高度に対して、どれだけの射程が存在しているかが数値化されてい事になります。
 ※画像はシリーズ最新作「大戦略VII」より

  「射程−階層」の部分に表示されている「+0−1」等の数値は、現在自分が存在している階層から見て「+−」、上下にどれだけの射程があるかを表現している。

 このルールの採用により、これまでは対地攻撃においては万能の感があった戦闘攻撃機も、地上兵器を攻撃するためには、「高空」や「中空」から「低空」まで降下する必要が出てきます。
 ※画像はシリーズ最新作「大戦略VII」より

  "1000lbs爆弾"の三次元射程は「+0−1」。つまり下方向に1の射程しかないので、中空や高空から地上兵器を攻撃する事ができない。

 逆に言うと、このとき初めて対空自走砲がその威力を存分に発揮できる事になるのです。またもう一つ重要な要素として、「大戦略VII」はターン方式を基本システムに採用していますから、対地攻撃を終えた航空機は、次の1ターンの間は「低空」に留まる事になってしまいます。ひとつ運用を誤ると、集中攻撃を受けて全滅の憂き目に遭うかもしれませんね。

 第2回目 「捕虜になったときに説明しなくとも英兵だとわかるからさ」に続く・・・


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