SPECIAL MULTI PLAY LIBRARY FAQ FROM US LINK Daisenryaku Online Top

システムソフトのエンスー学館(2000年2月号)

 私がいかにして兵器エンスーになったかは、先月号を読んでお分かりのことと思う。要するに、「子供の頃から好きだったのでもともと素質があった」ということだ。そんないい方をすると身も蓋もないってやつだが、ま、好きなものは好きでよしとしよう。でもって今回は、皆さんがもし見たことがなかったらいっぺん見てみると案外おもしろい映画についてお話しよう。1986年に公開されたこの映画は、飛行機を美しくかつ力強く映し出したヒット作だ。飛行機の姿を追うカメラの動き、空母の甲板クルーを狙うカメラ位置など、全編にわたって見応えたっぷり。このマニアックなカメラワークと音楽がシンクロしたとき、私は大空へと舞い上がった。なんちて。


映画ではぐぐむ
兵器エンスーの魂!

 一般の人々に飛行機の美しさやパイロットの厳しさを見せつけた映画のひとつに『トップガン』があげられる。ストーリーは他愛もない「恋あり危険あり試練あり」のドラマなのだが、これが結構おもしろくて爆発的にヒットした。この映画のおかげでF-14トムキャットとトム・クルーズは世界的に人気が出て、もうトムトムウハウハだ。
 製作者は『ビバリーヒルズコップ』や『アルマゲドン』を作った人たちだから、いかにも売れる映画の作り方を心得ている。男性客にはトムキャットと戦闘機乗りのカッコよさが、女性客には「おいらはデンジャラスなパイロットさ。近づくと火傷するぜい」的ニヒルなトムが大受けで、映画を見にいったカップルもウハウハだった。とまあ、映画のバックボーンは置いといて……。ここで私のような濃ゆい観客が刮目したのは、トムキャットそのものの美しさと存在感、トップガンなる「エースの中のエース」を養成する訓練所の存在だ。
 F-15イーグルのずどんとした骨太な印象に比べ、トムキャットが持つスタイルのなんと線の細いことか! 機体のラインの微妙なうねりがかなりエッチだ。うーむ、寝てみたい(危険だからよい子はマネしないでね)。見た目だけでなく性能もピカイチで、さすがアメリカ空母機動部隊の主力戦闘機に任命されているだけのことはある。24の目標を同時に追跡処理できるレーダーと火器管制装置、20キロ以上彼方から発射できる6発のフェニックスミサイルが精彩を放つ。それにしても24目標の同時処理。軍やNASAでは信頼性を重視したCPU選びをしているわけだが、トムキャットはいったい何を積んでいるのだろうか。案外、これがZ80だったりするんだよなあ(笑)。
 強力なエンジンと可変後退翼によって機動性も抜群のトムキャット。それは映画のトップガン訓練シーンでも十分に堪能できるぞ。エッチな機体ならフランスのラファールの方が100倍もエッチだけど、さすがの新鋭戦闘機も柔と剛を兼ね備えたトムキャットにはかなうまい。
 一時は「トムキャットとイーグル、どっちが強いか?」などという論争がシステムソフトでも盛んに行なわれたが、実際にはどうなのだろうか。ま、一概に結論づけることはできないが、われわれはわれわれなりにある方向性ににたどり着いた。次回は、それを「いかにゲームに反映させたか」をお届けしようかな。


▲『大戦略II』のデモに登場したトム様 ▲『大戦略VDX』には陸の上のトム様が!


Back