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システムソフトのエンスー学館(2001年4月号)

「メイキング・オブ・大戦略WIN II」最終話
〜兵器データ作り、喜怒哀楽〜

 こんにちは、「大戦略VIインテグラル」のアップデータを公開して、ほっとひと息ついている都筑区です。
 さて、今回はこれまでとは趣向を変えて、私のスタッフであるN村に登場してもらうことにしましょう。兵器データとマップデータの作成をおもに担当している、頼もしいやつです。お題は「兵器データ作りについて」です〜。

−− それではまず、兵器データ作りの手順というやつを教えてください。
N村 こんちは、PSOにはまりまくって寝る暇のないN村です。生産タイプはアメリカ以外ならどこでも好きです。あ、聞かれてないか……。兵器データ作りの中で一番重要なのが、最初の段階の「ラインアップ決め」です。ゲームに登場させる兵器のラインアップを固めていくことで、仕事の全体像(量)が見えてきます。そして、その後はまさしく細かい作業の積み重ねで、資料集め、データ作成(数値入力)、動作確認、修正と進めていきます。
−− 資料が集まったら、兵器のグラフィックも発注することになるんだよね。
N村 ええ、そうですね。
−− ラインアップ決めのときに気をつけていることは?
N村 夢のような兵器を安易に採用しないことですね。つまり、実戦配備までに数十年かかりそうな兵器を加えてしまうと、バランスの取りようがなくなりますから。それと、弱い兵器もあえて積極的に取り入れると。
−− へえ、弱い兵器を取り入れるのはどうして?
N村 弱いけれど実際に配備されているからです(笑)。アメリカ、ロシア以外の生産タイプに弱い兵器を取り入れると、「生産タイプ間のバランスが取れていない」というお叱りを受けることもありますが、それはそれでいいのです。なるべく事実を反映させようとしているデータなのですから。どんどんプレーを重ねていき、腕が上がったと実感できるようになったら、弱小生産タイプで暴れまわって欲しいですね。
−− 資料集めではいつも苦労しているようだけど、最近はどう?
N村 いやぁ、これに一番時間がかかるんですけれど、実は一番楽しい仕事なんですよ(笑)。兵器のスペックと画像を収集するには、今やインターネットなくしてできません。アメリカなどは軍やメーカーのオフィシャル情報が見つけやすいのですが、すべての国が大っぴらに情報公開しているわけではありませんからねぇ。
−− 情報収集に苦労させられる国は?
N村 中国ですね。本当に情報が少ない。個人の中国軍事ファンサイトからリンクをたどって、そのまた先のリンクをたどって、としているうちに、アンダーグラウンドな怪しいサイトに出くわすこともあります。でも、そういった地下活動をしているサイトって、次に訪れようとしても「Not Found」だったりして。何だか怖くなってきちゃいますね(汗)。
−− N村も今にスパイと間違われて消されちゃうかもよ(笑)。ところで、生産タイプ間の強弱は、何を基準に決めているの? たとえば、各国の主力戦車の性能差のつけ方とか。
N村 密告しないでくださいよ(汗)。ま、冗談はさておき。主力戦車の性能差ということであれば、実際の兵器の年代、装備、製造国などを較べて、性能の差に表わしています。製造国というのは、機械や機能の信頼性という意味でチェックしています。
−− なるほどね。じゃ、戦車というカテゴリーだったら、データ作成のときに基準になるのはどの兵器なのかな?
N村 やっぱり、エイブラムズですね。戦車データリストの一番上ということもあって(笑)。
−− そうかそうか。それにしても、毎回毎回、資料集めやデータ作成するのも大変だね。
N村 そうなんですよ。暇があったら、兵器のデータベースを作っておきたいんですけどね。それと、インターネットするには英語を勉強しておかないとなぁ。
−− そりゃいいね、データベースはライフワークになるよ。ガンバロー! それじゃ最後に、N村的大戦略の戦い方と座右の銘をどうぞ。
N村 ターン制の大戦略は、セオリーどおりに、部隊を動かす順番を徹底的に考えてプレイします。あと、ときには生産を我慢して我慢して……、ということも必要でしょう。次のターンには相場も下がりますからね。
−− で、相場半額でバカ買いする(笑)。
N村 座右の銘ではありませんが、「105mmライフル砲搭載の自家用戦車で通勤したい」です。
−− お、お後がよろしいようで。お粗末さまでした。実はこの「エンスー学館」、マイコンBASICマガジンにはあと2回掲載される予定なのです。「大戦略WIN III」はこうなると良いなぁといった趣向のお話なので、皆さんぜひ読んでみてくださいね。最後になりましたが、オンライン版へのご声援誠にありがとうございました。【おしまい】


▲中国やイスラエルの兵器は名前の読み方も分からないことが多いのです。 ▲これは「大戦略VIインテグラル」の兵器データ。兵器数はWIN IIの2倍以上に!


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