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やっぱりF-15が好き!(2007.6.29)

 ひとつのテーマに関する情報を、週刊や隔週刊での分冊形式にして提供するのを特徴とする株式会社デアゴスティーニ・ジャパンから、またしても『隔週刊ファイティング・エアクラフトDVDコレクション』というシリーズが創刊された。今回は一つずつの戦闘機にテーマを絞ってDVD映像が収録されている。弊社としては、とうぜんのごとく定期購読を申し込んだわけではあるが、創刊号『F-14 トムキャット』、第2号『F-15 イーグル』、第3号『F-22 ラプター』、第4号『F/A-18ホーネット』と続くラインナップは、あまりにも王道すぎてマニアにとっては少し物足りないというのが正直なところである。がしかし、それはそれとして、やはり何度見ても現代のジェット戦闘機の映像は胸躍るものがある。

 実は今回のテーマに至るまでは、最近少しずつメディアに取り上げられつつある航空自衛隊の次期戦闘機計画『F-X』の候補である「F-22」や「F-35」などを解説しようかと考えていたのであるが、その資料の一つとしてイカロス出版社の「Jウング」2007年4月号を眺めていたら、ふと「私の五つ星ヒコーキ【F-15】」という記事に目が止まった。しかも写真と文章は、あの宮嶋茂樹氏、「不肖・宮嶋」と自称する知る人ぞ知る報道カメラマンである。そう言えば、以前に宮嶋氏の「不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ 下1996〜1999」という文庫本を買っていたのを思い出し、それと照らし合わせて読んだ。

 「航空祭のお勧め」や「自衛隊の最新装備」で紹介したように、航空自衛隊仕様のF-15J/DJは1機が約100億円。配備が開始された1980年代当時は破格に高価な戦闘機で、現在までに223機が生産され、うち181機は三菱重工業が国内でライセンス生産したくらいに、世界的に見て日本の配備数は際立っている。そのF-15に至るまでの世界の戦闘機の変遷は、ひたすら大型化を進めてきたわけであるが、F-15を境にして、以降はむしろ小型化やステルス化の方向へとシフトしていった。つまりF-15は重厚長大型のジェット戦闘機としては、その頂点に立つ存在なのである。

 宮嶋氏も著書に書いているが「空のロールスロイス」と呼ばれることもあるくらいに、日本には不釣合いな戦闘機と言える。しかし経緯はどうであれ、200機以上も配備されてしまった以上、納税者としてはそれを最大限に有効活用してもらいたいと思うのは真情であろう。自衛官の方にはたいへん失礼な言い方ではあるが、私は今まで、日本の自衛隊にとってF-15は、宝の持ち腐れのように思い込んでいた。ところが今回、宮嶋氏の記事と著書を読んで、それは全くの的はずれなイメージでしかないことが分かった。当たり前と言えばその通りなのであるが、そんな高価な戦闘機を遊ばせておくわけがない。

 宮嶋氏は、羨ましいことにF-15に搭乗する機会を得るわけであるが、その体験談を「ちょっと戦争ボケ」の中で詳細に記述している。車のF-1レース車でさえ最大で6Gなのに、F-15では9Gまでかかるそうであるが、宮嶋氏の場合には最大7.5Gを経験し、それですら気絶寸前のところだったらしい。しかも本業の写真を撮影しようにも、腕どころか指さえも動かないくらいの、凄まじいGだったということで体験談そのものにも感慨深いものがあったが、私が注目したのはミッションを終えてパイロットの人に、「いつもこんな訓練をしているのですか?」と聞いたところ「1日3回やってます」とさりげなく答えたくだりである。

 搭乗前、千歳基地に着いてから、いろいろな人に挨拶をして回ったときに、司令官の空将補(昔の少将)の人も、広報室長の二等空佐(昔の中佐)の人も、現役のF-15パイロットであり、当日も早朝からひとっ飛びしてきたと言っていた。つまり、訓練のスケジュールは間断なく組まれていることに他ならないのである。素人では指も動かせない状況の中で、パイロットは計器を見ながら武器を操作し、機体を自由に操っている。そういう優秀な自衛官に守られた国に住む安堵感と感謝の念を抱いた、というのが宮嶋氏の感想であった。

 さて、そういうス−パ−ウエポンF-15も味方であればこそ心強い兵器であるが、逆に敵に回したとなると奈落の底に突き落とされたかのような恐怖を味わうことになる。なんと宮嶋氏は、そちらも経験している貴重な人物なのである。F-15に体験搭乗した後、本業の報道カメラマンとしてコソボ、バグダッド、レバノンと行った先々で、皮肉にもF-15は敵機として現れることになる。しかも悪いことに、どこであってもF-15は圧倒的に強かった。音速を超える速度で攻撃してくるわけであるから、エンジンの轟音がしたときには、すでに爆弾を落とされた後なのである。そういう恐怖を味わった直後でもすぐに上空を見上げ、地中海の紺碧の空にF-15が防御武器のフレアを撒き散らしながら悠々とターンしている姿を写真に撮りながら、「恐ろしいヤツだけど、やっぱカッコエエわ」とつぶやいてしまうのである。

 しかし宮嶋氏にとっては、そこが外国の地だからこそであって、もし日本で同様のことを経験すれば、絶対に許さないし、またそういうことがないように「F-15J イーグル」は日本を守る頼もしい存在であり続けてほしい、と締めくくっている。まったく同感である。

≪本日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2007〜熱戦クライマックス!!〜」の「サービス」に、「オリジナルチーム」コーナーを追加しました。また、オリジナルチームの募集を開始しました。応募方法は『オリジナルチーム』コーナーをご参照ください。

「大戦略 大東亜興亡史2〜トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ〜」ver1.08aアップデータを公開しました。

COOL JAPAN(2007.5.29)

 最近、なにかと「日本」をテーマにしたテレビ番組や雑誌記事が多くなってきている。それも、どちらかと言うと「日本」や「日本文化」をポジティブに取り上げるものが多い。その最たるものが、NHKの衛星放送の番組「COOL JAPAN 〜発掘!カッコイイ日本〜」であろう。以前は不定期に放送されていたが、この4月からは毎週水曜ゴールデンタイムのレギュラー番組に昇格した。それだけ人気があるということであろう。

 同番組のホームページでの紹介を引用すると、「ファッションやアニメ、建築、料理など、日本人が当たり前と思ってきた日本の様々な文化が、外国の人たちには格好いいモノとして受け入れられ、流行している。来日間もない外国人の感性をフルに活かして、クールな日本の文化を発掘。その魅力と秘密を探ろうという番組」とのことである。ごく普通の日常を、日本人とは違う視点で見てみると、確かに興味深い。電車が時刻通りに運行されているというだけでも世界的に珍しいのであるが、停車位置と寸分違わずに停車する、ということに至っては「すごい」を通り越して「クレイジー」という感想を持つ外国人が多いようである。宅配便も配達時刻を指定できるうえに、不在のときは何度でも来てくれる。さらにはインターネットで配達状況を確認できる、というサービスも外国では考えられないことのようである。

 番組内で外国と日本との比較が話題になることがある。日本人から見たフランスはファッションの国ということで何事にも華やかなイメージがあるが、なんと携帯電話の色はグレーか黒しかないそうである。日本の携帯電話ショップを訪れたフランス人女性が、色のバリエーションの豊富さに驚嘆の声をあげていた。これは他のヨーロッパの国も同様のようである。たまたまNHKの別の番組で、日本の塗料メーカーが携帯電話用の塗料を、ヨーロッパに売り込もうとしている場面があったが、日本では当たり前の色でも、容易には受け入れてもらえない様子であった。ヨーロッパでは携帯電話は道具であって、道具はグレーか黒のほうがステイタスがあるということのようなのである。

 さて雑誌のほうでは、5月10日から「クーリエ・ジャポン」という講談社の雑誌が月刊化された。世界中の新聞・雑誌の記事を翻訳して掲載するというのが、この雑誌のスタイルである。月刊化第一号は、やはり「クール・ジャパン」が特集である。ロシアでは空前の日本ブームとのことで、特に日本食レストランが多いというだけでも驚きである。「遥かなるロシア」の1996年当時、日本食どころかファーストフード店すら首都モスクワには、まばらにしかなかったのである。ところが現在は、日本レストラン以外であっても「スシとサシミ」が必ずメニューに付け加えられているらしい。

 お隣の韓国では、日本式の「イザカヤ」が若いサラリーマンに人気とのことである。しかも日本酒が人気急上昇中らしい。従来の韓国の焼酎に比べると、日本酒のほうが口あたりが良くて飲みやすいとのこと。しかも日本酒はメーカーや銘柄によって味が違うのも魅力のようである。確かに韓国の焼酎には、日本酒ほどのバリエーションがない。日本製のビールも同様に種類が豊富ということで人気が出てきているようである。

 かくして、日本ブームは一時的なもの珍しさではなくて、世界中に本格的に波及し始めていると言って過言ではなさそうである。福岡の有名ラーメンチェーン店「博多一風堂」は、中国に合弁で進出したのであるが、意外にもあっさりと撤退してしまった。今度は単独でアメリカ・ニューヨークに出店するそうである。ラーメンのルーツである中国では失敗したが、異文化の国アメリカで再起を計るというのも、ひじょうに興味深いところである。

「COOL JAPAN 〜発掘!カッコイイ日本〜」

「クーリエ・ジャポン」

≪昨日のHEADLINE≫

ダウンロード販売「Yahoo!ゲーム」におきまして、「現代大戦略2001〜海外派兵への道〜」「キャンペーン版 大戦略IIバリューパック」「神速囲碁道」「アクセスガールズのインターネット麻雀」「天下統一ADVANCE」が追加されました。

すべては携帯電話に集約される?(2007.4.24)

 昨日、NTTドコモ社が夏モデルの新機種を発表した。かなり気合を入れているとの記者発表での弁であったが、残念ながら私としてはそういう印象は受けなかった。やはりかねての噂通りに、年末の冬モデルが本命のようである。毎年、買い換えている私ではあるが、もう半年ほど待つことにした。

 さて私は、今となっては携帯電話は欠かせない存在になりつつある。なにを今さら、と言われるとは思うが私の場合にはいわゆる通話については、ほとんど使わない。最も基本料金が安くて、そのぶん通話単価がいちばん高いタイプを契約しているのであるが、無料通話分の1,000円分ですら毎月使いきることはない。自分からかけることが少ないのがいちばんの理由ではあるが、もっぱらiモードでのパケット通信しか使わないからでもある。とうぜんパケット定額制にしているから毎月の電話料金は、ほぼ固定されてしまっている。

 私は仕事がら東京への出張が多いのであるが、その出張時に最近では携帯電話が大活躍する。まず飛行機であるが私はANAをよく利用しているので、チケットレスの「スキップサービス」を利用することになる。ネットで予約をした後に旅行代理店に連絡すると、「スキップ」にて手配が完了したとの連絡が来る。チケットを受け取ることなく空港に向い、手荷物検査場の入口にある読み取lり機に携帯をかざすと、搭乗口と座席番号が印刷されたレシートが出てくる。それを見せれば手荷物検査場を通過できる。飛行機への搭乗の際にも改札機に携帯をかざすのであるが、今度は座席番号だけが印刷されたレシートが出てくる。これでなんなく飛行機に乗れるのである。

 さて羽田空港に着くと行き先によって、京急電車かモノレールに乗ることになる。3月18日から首都圏のほとんどの交通機関で使える「パスモ」がスタートしたが、私は以前からJR東日本の「スイカ」サービスを携帯電話で利用していた。周知のように「パスモ」と「スイカ」は相互利用できるので、券売機に並ぶことなく改札機に携帯をかざすだけで電車に乗れるようになった。つまり出張中はJRや地下鉄の乗車券を一度も買うことがなくなったのである。もちろん料金のほうは、後日、クレジットカードでの利用として請求されるのではあるが、細かいことを言えば現金で買うのに比べると、クレジットカードのポイント特典などが付加されるというメリットもある。

 最近では電車の中でパソコンを操作している人をよく見かけるが、実際のところワープロで文章を書いたりすることは現実的とは思えない。おそらくメールをチェックするのが大半なのではないかと思う。私もかつては出張用の軽量なパソコンを買うことを真剣に考えたことがあるが、迷っているうちにパケット定額制が始まり、以前から知っていた株式会社fonfunの「リモートメール」サービスを試しに使ってみることにした。月額200円の割には機能が豊富で、会社のアドレスあてのメールを簡単に見ることができるうえに送信も携帯からできる。しかも発信元は会社のアドレスのままなので、相手には携帯からとはすぐには分からない。ただし携帯で長文を入力するのは非効率なので、そのときは電話をかけたりして使い分けている。今となってはパソコンを持ち歩く必要性を全く感じなくなったのである。

 出張時には電車などでの移動時間が、けっこう長いものである。ぼーっと乗り物に乗っているのはイヤな性分なので、以前は文庫本などを必ず持ち歩いていたが、今では携帯の「文庫読み放題」(月額300円)などの有料サイトを利用して、好きな本を読むようになった。サイトにもよるが、読み放題であれば読めば読むほど安くあがることになる。

 さらには、私の携帯には電子マネーの「Edy」機能も付けている。これはANAのマイレージカードと連動したサービスだったので、ついでに付けただけだったが、ANAのキャンペーンが頻繁に行われているために、気付くと数千円単位で貯まっていたりする。そして、こちらが将来的には普及することになると思うが、いわゆる純粋なクレジットカードとしての機能も携帯電話には備わりつつあり、私も切り替えるタイミングを見計らっているところである。そうするとまさに、財布も持ち歩く必要がなくなってしまうことになるのである。

 もう一つ付け加えるならば、携帯にはゲーム機としての機能もある。弊社でも下記の「システムソフトSLG総合」というドコモの公式サイトを昨年の3月にオープンさせたが、年々、携帯の機能は向上する一方で、内部的には一世代前のゲーム機の性能に迫りつつある。

 私は個人的には携帯電話そのものでゲームをやりたいとは思っていないが、パソコンゲームと携帯電話をリンクさせることによって、もっと広がる世界があると思っている。例えば「リモートメール」のように、外出先からゲームの状況を確認できたり操作ができたりするようなイメージである。技術的には、現時点でも充分に実現可能である。

 そして年末モデルに標準装備されると言われている「ワンセグ」が加われば、まさに携帯電話だけで全てが事足りるようになってしまう。便利な世の中になったものである。

●NTTドコモ公式サイト「システムソフトSLG総合」(※携帯からのみアクセス可能)
http://slg.eitarosoft.net/slg/i/
「大戦略ONLINE」、「マスターオブモンスターズ」、「スーパーエアーコンバット」の3タイトルが遊べて月額300円。

●弊社の携帯向けWebサイト
http://www.ss-alpha.co.jp/ma/ssa_k/


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