★本コラムへのご意見・ご感想などありましたら、、までお寄せください。

「UDON」(2006.9.20)

 先日、たまたま時間ができたので、映画「UDON」を観に行った。なにを隠そう、私は大のうどん好きで、どちらかと言うとラーメンよりも好きである。大雑把な言い方を了承してもらうと、東日本は江戸時代からの伝統を継ぐ「そば」が主体で、西日本では讃岐うどんに代表される「うどん」が主体と言えるのではないかと思う。私は九州・大分の育ちなので、はっきり言って子供の頃は「年越しそば」としてしかそばを食べた記憶がない。大学で隣の県である福岡に来て、最初に博多駅に降り立ち、とりあえず無難な食べ物としてうどん屋に入ったわけであるが、メニューを見て少し驚いた。今までに見たことがない具があったからである。その代表は、「ごぼう天うどん」、「肉うどん」である。

 それから20年以上、ここ福岡に住んでいるわけであるが、食についても完全に福岡の人間になってしまった。大好きなうどんもいろいろと食すうちに、やはり「ごぼう天うどん」が最高と思えるようになった。しかし、この「ごぼう天うどん」であるが、大分になかったということではなくて、むしろ福岡のオリジナルに違いないと思うようになっていた。仮にそうであったとして、それがなんなのか、というていどのことなので、それ以上の追求をしたことはなかったが、やはり世の中には同じような疑問を持つ人もいるようである。台風13号が直撃した17日(日)、深夜の地元ローカルのテレビ番組で、「ごぼう天うどん境界線探しの旅」なる企画をやっていたのである。要するに、福岡から東向きに進んで各地のうどん屋を訪ね、はたしてどの町まで「ごぼう天うどん」がメニューとして存在するのかを調べようという、いかにも深夜番組らしい企画だったのである。

 広島県くらいまでは行くのではないか? という大方の出演者の予想に反して、山口県の周南市(旧徳山市)が境界線であることが判明した。やはりと言うか、「ごぼう天うどん」は、かなりローカルなメニューだったのである。私としては、できれば今度は南の境界線を探す企画をやってほしいと思っている。おそらく熊本県と大分県の途中までではないかと推測している。

 さらに一昨日、福岡市出身の歌手・氷川きよしと武田鉄矢の対談ローカル番組がNHKで放送されていたのであるが、話題にうどんのことがのぼった。両名ともに、うどんは「ごぼう天」に限るということで意見が一致し、しかも東京に上京してうどん屋のメニューに「ごぼう天」がなくてショックを受けたとのことであった。その気持ちは大いに分かる気がした。少し話はそれるが、私の自宅のすぐ近所に「高宮中学校」という中学校があるが、氷川きよしはそこのOBである。先輩には、タモリと森口博子がいる。氷川きよしによると、そういう先輩に刺激されて、中学時代から歌手を目指したそうである。

 さて、話は映画「UDON」に戻るが、それに登場する「麺通団」は実在の団体で、主催されていた方が東京に「東京麺通団」という店を出している。そして今年、福岡にも進出し「福岡麺通団」がオープンした。オープン以来、私は、ほぼ毎週のように通っている。今までも「讃岐うどん」を名乗る店はあったが、やはりニセものばかりであった。しかし、ここはさすがに本物である。私自身は「讃岐うどん」の予備知識を持っていなかったが、いろいろと試すうちに、自分の好みが分かってきた。試しにということで、大戦略の産みの親で四国・松山の出身である藤本を引き連れ、先日、福岡麺通団に行った。他にも2名連れて行ったのであるが、あえてお勧めメニューは言わずに、それぞれに任せてみたところ、私の予想通りに藤本は即座に「ぶっかけ」を選んだのである。私が行き着いた、最高と思うメニューである。

 もちろん、地場のうどん屋にもお勧めの店がたくさんあるが、今回は一つだけを紹介したいと思う。福岡の人間にしてみると、な〜んだ、という店であるが、やはり「因幡(いなば)うどん」が私の最もお気に入りである。はっきり言って麺はどこにでもあるような、あまりコシのない麺なのであるが、とにかくスープの味が最高で、さらに「ごぼう天」とのコラボレーションが絶妙である。ご存知ない方は、ぜひ一度お試しいただきたいと思う。

●「福岡麺通団」のホームページ
http://www.mach-factory.co.jp/mentsudan/

●「因幡うどん」のホームページ
http://www.shokokai.ne.jp/inaba/

≪本日のHEADLINE≫

「スーパーエアーコンバット4」の「STORY」コーナーに、ミッションを追加しました。「FIGHTER」に、【EF2000 タイフーン】【F/A-18E スーパーホーネット】【F-35B】のシークレット機体を追加しました。

「沈黙の艦隊2」「ゲーム解説」コーナーのOPERATIONに、【第二回:魚雷編】を追加しました。

^

イメージが重要(2006.9.5)

 先週末の土曜日、久しぶりにデーゲームのプロ野球中継を見る機会があった。もちろんソフトバンクホークスの試合であるが、相手は楽天イーグルスということで、最初から気楽に見ることができていた。なんと言ってもホークスの先発ピッチャーは、現在投手三冠王の斉藤和巳、イーグルスも一場という好投手ではあるが今シーズンも勝率が悪い。言わば勝ってとうぜんの試合なのである。しかし、意外にも一場は好投し、4回までノーヒットと完璧に押さえられていた。片や斉藤のほうは無失点には押さえていたものの、毎回のようにランナーを背負い、いつもと比べると明らかに調子が良くないのが分かった。いやな感じがし始めた矢先、5回の先頭バッター4番の松中が、2ストライクと追い込まれながらもソロホームランを放った。一場が与えた初めてのヒットがホームランだったのである。

 そもそもパ・リーグの野球中継は、地上波での放送は少なくて、地元の福岡でも相手が楽天となると、ほとんど放送がない。すると衛星放送スカパーやケーブルテレビなどで見るしかなくなる。このときの野球中継は、「スカイ・A」というスポーツ専門チャンネルだったのであるが、地上波の民放と違って予算の関係なのか、地味な解説者になることが多い。いつものように、なんかやる気のない感じの解説だなぁ、と思いつつ見ていたわけであるが、松中のホームランのときに「松中の“顔”で打ったホームランですね」と淡々と語り出した。「今日の一場はストレートが良い。普通であれば2ストライクの次の決め球はストレートにするところですが、変化球にしてしまった。それをものの見事に松中は捉えたわけです」 そして松中の心理分析を始めた。「打率リーグトップの自分に、よもやストレートは投げて来ないはず。必ず変化球が来る」と読んでいたであろうと言うのである。そして、やはりその通りになった。一場は松中との心理戦に負けたわけである。

 試合はホークスの勝利がほぼ確実になり始めた終盤、斉藤は回を追う毎に良くなっていた。ところが、なぜかそのころからボールが先行するようになる。ノーストライク・ツーボールになったところで、解説者が「次の球は、びっくりするくらいにど真ん中の球を投げますよ」と予言した。すると本当にその通りの球を投げた。ところが打者はピクリとも動かない。驚いて手が出せなかった、という感じなのである。「次は厳しいところのスライダー。最後はフォークで空振り三振」と全てを言い当てたのである。アナウンサーが「よく分かりましたねぇ」と感心すると、「斉藤は、はっきり言うと特に優れたところがある投手ではない。押さえるコツを知っているだけ。でもそれがプロの世界では重要」とのこと。「並みの投手であれば2ボールになると少しあせるものであるが、斉藤は全く動じない。それが打者に対して心理的なプレッシャーを与えるから、ど真ん中の球を見逃すのである」

 余談かもしれないが、無失点のまま9回を迎えたところで、斉藤を完投させずに押さえの馬原に交替した。すると解説者曰く「明らかに斉藤のときよりもタイミングが合ってます。交替は失敗ですね」と言った直後にホームランを打たれてしまった。勝敗には関係のないホームランではあったが、ここまで言い当てる解説者はめったにいない。いったい誰なのかが気になって、さっそくネットで調べてみた。佐々木修という元近鉄の投手であった。

 さて、試合が終わって佐々木氏が、また語り出した。「今日の斉藤は、試合を見ていた人は誰もが調子は良くないと分かったはず。ところが、結果としてまた勝った。リーグ断トツの16勝目、防御率はリーグただ一人の1点代の1.77。この結果だけが、他球団に伝わるわけなので、やはり斉藤は強いなぁ、というイメージがますます大きくなる。すると次に対戦するチームは、試合を始める前から勝負が付いていることになる」というのである。確かに、その通りという気がする。松中にしても斉藤にしても、積み上げて来た実績、つまりイメージが大きな意味を持っているのである。

 私も若い頃は、男は見かけではなくて中身で勝負、と信じ込んでいたものである。しかし、年を取ってくると、そうとも言いきれないと思うようになってきた。最近「人は見た目が9割」というタイトルの新書が売れているようであるが、私はまだ読んでいないものの、なんとなく言いたいことは分かる気がする。単に小手先のおしゃれをする、ということではなくて全体的なイメージ・印象が重要ということなのであろう。もちろん内面からにじみ出る人格が先にあってのことではあるが、見かけについても気を使う必要があると思うようになった。

 少し本題からそれたが、実績とそれに伴うプラスのイメージ。両方とも重視していきたいと考えている。

≪本日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2006〜響け歓声、届け感動〜」「スペシャル」に、戦プロ愛好団 第7回「GMモードとは〜GMモードは今作のキモです・前編〜」を追加しました。

^
←システムソフト・アルファーTOPページへ