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万世一系の価値感(2006.5.23)

 待ちかねていた竹内久美子氏(「浮気人類進化論」)の新刊本が発行された。タイトルは「遺伝子が解く! 万世一系のひみつ」である。「伝統とこだわり」や「裏話こそ真実なり」でも提起したが、私は皇室の男系男子による継承そのものにこだわりがあるわけではなくて、数百年に渡って守られてきた有形・無形の伝統について、安易な対応をすることが我慢できない性分なだけである。充分に検討されたうえで、それでもあえて伝統を断ち切る必要があるのであれば、それはそれで構わないと思う。古いものに縛られてばかりでは、前に進むことができない。

 秋篠宮妃紀子さまのご懐妊で、あれほど皇室典範改正にこだわっていた小泉首相も、手の平を返したように法案を先送りした。皇位継承権を持つ男子が生まれる可能性が出てきたからである。しかし、もし今度も女子であったとすれば、また改正案が再浮上することは必定である。それまでに、「多方面」からの検討を切に願うものある。

 私からすると、特に重視したいのが科学的な見地からの検討である。天皇制と科学にどういう関連があるのか奇異に感じられるかもしれないが、それがまさに竹内氏が主張している、男系男子でつなぐことの生物学的な意義なのである。私は専門家ではないので、竹内氏の話を私なりに咀嚼(そしゃく)して紹介してみたい。

 人間の性染色体は男でXY、女でXXという状態になっているというのは、多くの人が知識として持っていると思う。生物学の詳しい理論は省かせていただくが、要するに男だけが持つY性染色体は、男系男子であれば何世代経ても、その特質がほぼ100%維持されるということらしいのである。逆に女の場合はXXという対をなしていることで、必ずその2つが混ざるため子に同じX性染色体が伝わることがないのである。そういう理論を持ち出すと、性染色体なんてごく最近になって分かったことで大昔の人はそんなことは知らなかったのであるから関係ないはずだ、という反論を受けるとのこと。確かにそれはその通りではあるが、はたしてそういう理由だけで片付けてしまっていいのであろうか?

 子供は、男であれ女であれ、その両親の特徴を、ほぼ半々に受け継ぐのは経験上、だれでも認識していることである。しかし、それが何世代にも渡ったときにどうなるのか、ということになると一般庶民の場合には、あまりどうでもいいことである。なんとなく似ているかな、というていどであろう。

 しかし、これが天皇家とか、戦国時代の名だたる武将ということになると、俄然、大きな意味を持ってくることになる。やはり権威というものが、ひじょうに重要になってくるからである。明確な何かがあるわけではないが、その継承者に先祖代々からの何かが備わっていることを直感的に感じるからこそ、その人に仕える人々が素直に付き従うことができるのではないだろうか。

 最近であれば、つくづく感心したのが、フィギュアスケートの織田信成選手である。公私ともに認める織田信長の直系、つまり男系男子の末裔で、信長の七男・信高の流れをくむ17代目とのことである。信長の肖像画は目に焼き付くほどに何度も見る機会があるが、はっきり言ってうり二つと言っていいくらいに似ている。特にその大きな鼻と細い目は、最大の特徴であろう。信成氏を一目見れば、信長の末裔であることを疑う人はいないはずである。また、去年のNHK杯で優勝したときに、人目もはばからずに大泣きする様をみて、直情的な性格といわれている信長の血を引いているとしか思えなかった。竹内氏的には、これこそがまさにY性染色体がほぼ完全に引き継がれてきた証拠そのものということになるのであろう。

 つまり太古の人々であっても、男系の場合と女系の場合とで比較した場合に、明らかに男系のほうが先祖の特徴が引き継がれているということを経験的に知っていたはずである。その科学的な根拠は知りえなくても、である。大和朝廷により統一される前の古墳時代の日本は、多数の勢力による不安定な連合政権でかろうじて成り立っていたとされる。それをより強固な中央集権国家とするためには、武力だけではなくて権威としての天皇家が大和朝廷には必要だったはずである。その権威を維持するために、必然的に男系男子による世襲ということになったのだと思うのである。

 さて仮にその通りだとして、では今日の日本において、天皇家の権威が必要なのか、ということになると話は別である。たいへんな不遜を承知で申し上げれば、少なくとも1,700年近くに渡りY性染色体を完全に継承してきた日本の皇室は、世界遺産に等しい存在である。もしかしたら将来、遺伝子研究において、Y性染色体の継承がひじょうに大きな意味を持つことがあるかもしれない。そのときには天皇家は、世界に一つしかない貴重なサンプルとなるのである。

 とは言うものの、今回も秋篠宮家の子供が女子であったとしたら、男系で継ぐには具体的にどうするのかという大きな問題が発生することは確かである。さすがに側室は、非現実的である。旧皇族の男子を養子として迎え入れるという方法が考えられるが、それでは誰がいちばん適任なのか、という議論が次に発生する。解決までの道のりは長そうである。

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目立ちたがり屋のDNA(2006.5.16)

 福岡(博多)の老舗の菓子屋で「千鳥屋」をご存知の方は多いと思う。寛永7年(1630年)の創業とのことで、正式には、株式会社千鳥屋饅頭総本舗、という。その名の通り、元々は饅頭を専門とする和菓子屋であったが、一時期、会社の経営が思わしくなかったときに、起死回生の新商品として開発したのが、かの有名な「チロリアン」である。和菓子のせんべいの生地で洋菓子のクリームをはさみ込む、という斬新な和洋折衷のアイデアから生まれた菓子である。発売当時からのテレビCMは、もろにアルプスのチロル地方をイメージしたものであったので、「チロリアン」という名称は「チロル地方の」という英単語から付けられたものだとばかり思い込んでいた。

 ところが、先週末の地元ローカルの番組を見ていて、別の意味もあったことを初めて知った。昔の博多っ子は、「ちどりや」を「ちろりや」と発音していたそうなのである。実は博多には、やはり老舗のうどん屋に「かろのうろん」という店がある。正しくは「角のうどん」となるところであるが、昔の読み方をそのまま残しているのである。何度かその店には行ったことがあるが、店内のメニューも「うどん」ではなくて全て「〇〇うろん」と表記され徹底している。

 これは、東京の下町の人が、「は行」が発音できなくて「さ行」になるのと似ている。「商品(しょうひん)」が「しょうしん」となるあれである。博多の人の場合には、「だ行」が「ら行」になるわけである。

 ここでまた、私のたくましい想像力が働いた。「博多美人」で展開した持論のように、大陸に近い博多には、古来から中国人や朝鮮人が多く渡来し、そのまま居着いた人が多いのは間違いない。そして朝鮮民族の場合であるが、実は彼らは日本語の「だ行」の発音が苦手なのである。日本語と韓国語は文法がほぼ同じなので、他の民族よりも日本語の上達が早いそうであるが、最後の難関がこの「だ行」の発音なのである。イントネーションまで完璧にマスターしたとしても、どうしても「づ」が「ぢゅ」となってしまうのである。つまり舌足らずな発音だったり、もしくは、幼児語のように聞こえるのである。これが実は、朝鮮人の不幸の始まりなのかもしれない。日本人は、そういう発音をする人は、ついバカにしてしまいがちだからである。

 それはさておき、つまり朝鮮民族系の人が増えたことで、いつの間にか発音がそうなっていったということなのではないかと思うのである。私は韓国の人との交流が深いので、彼らの気質をよく知っている。一言で言うと、ひじょうに自己主張が強い。日本人的な謙虚さの美徳という価値観は、あまり持ち合わせていないようである。とにかく人よりも目立つことによって、何事も成功させようとする。そういう意味では、アメリカ人に近い性格をしている。

 そこでさらに思いを巡らすと、そう、福岡に芸能人が多いということの一つの要因になっているのかもしれないと思うわけである。つまり目立ちたがり屋が多いということである。朝鮮民族の血を引いていなくても、回りの人の影響は少なからず受けるはずである。

 最近であれば、なんと言っても日本ハムファイターズの新庄剛志選手であろう。かのホリエモンの出身地である福岡県八女市(「不思議な地域」)にある西日本短大付属高校からドラフト5位で阪神タイガースに入団し、FAでメジャーリーガーとして活躍。日本に戻って日本ハムに入団したわけであるが、その目立ちたがり屋ぶりは説明の必要はないであろう。少し調べてみたところ、彼は生まれは長崎県の対馬で、その後、福岡市に移って高校までは福岡市で育ったようである。対馬といえば、もっとも朝鮮半島に近いわけで、さらにDNAが濃いはずである。

 ちなみに私は大分の出身(「湯布院のお勧め」)ですので、あしからずと言いたいところであるが、福岡のほうが長くなった。かなり影響を受けているのかもしれない。

≪本日のHEADLINE≫

「ファンタジーナイトII」システムページに、「クラスチェンジ」を追加。キャラクターページの「多彩なユニット」に、ユニットを10体追加。

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粋と無粋(2006.5.2)

 「WBCトロフィー」で紹介したトロフィーは、その後、各球団のフランチャイズ球場で巡回展示された。最初は、王監督に敬意を表して福岡ソフトバンクホークスのヤフードーム、次は多数の選手を送り出した千葉ロッテのマリンスタジアムという順番は、極めて順当な流れであったし、それで私は幸運にも地元で見ることができたわけである。そして千葉ロッテマリンスタジアムに展示されたのは3月28日からだったのであるが、朝のNHKニュースで、そのトロフィーが紹介された。テレビに映ったアナウンサーが、「これがそのトロフィーです。選手達の指紋が付いているんですよ」と言うや、指した部分がカメラによってズームされたのであるが、その瞬間に私は凍り付いてしまった。「私が見たものと違う」と思ったのである。

 テレビカメラを通してだし、光の当たり方で見え方が違うかもしれないということで確信は持てなかったが、明らかに指紋が違っていたのである。テレビの指紋は、いかにもわざと付けましたという感じで、一つだけが白く浮き上がっていたのである。「WBCトロフィー」の写真で分かるように、指紋は白くなくて、しかも全面にベタベタと付いていたのである。

 ここで私の想像力が一気に膨らんでしまったのであるが、福岡での展示の後に千葉に運んだのは、もしかしたら一般の運送業者だったのではなかろうか? そして千葉に着いて梱包を解いて展示しようとした際に、純銀製のトロフィーの表面がうす汚れているのに気付いた。たまたま野球に興味のない人だったために、どういう経緯で汚れたかも知らず、また、もしかしたら梱包を解いた際に自分が付けてしまったのではないか、と思い込んで慌てて表面を磨いてしまった、ということなのではないかと思いを巡らした。もちろん、それは私の勝手な想像に過ぎないし、実際には磨かれたりしていなくて、テレビの撮影用に上から目立つように一つだけ付けられただけなのかもしれない。いや、むしろそうであって欲しい、とそのときは願ったのである。

 その後、トロフィーは巡回を続け、4月18日(火)からは東北楽天のフルキャストスタジアム宮城で展示が始まった。ちょうどそのとき偶然にも、弊社の「戦略プロ野球」の開発スタッフが、球場が大幅に改修されたというので取材に訪れていたのである。そのうちの一人は、やはり福岡でトロフィーを見ていて、さっそく私に連絡が来た。やはりと言うか残念なことに、福岡で見たときと違っていた、とのことであった。私の想像が当たってしまったようなのである。

 ところが不思議なことに、このことについての話題は、今まで見たことも聞いたこともない。もっとも最初に展示されたのが福岡で、その次の千葉ですでに変わっていたとすれば、その両方を比較できる人は、ほとんどいないというのは間違いない。たまたま弊社の者が、それに気付いたということだけなのかもしれない。もしくは、私の想像とは違って、プロ野球機構の関係者が、うす汚れているのはよろしくないということで、わざわざ磨いたのかもしれない。

 もし仮に後者の場合であれば、なんとも「無粋」なことをしたと言わざるをえない。見栄えがきれいなことも大切であるが、優勝時の興奮を生々しく伝える跡を残しておくことのほうが重要なのではないだろうか? もしくは私の想像のように単なる事故であったとすれば、不幸と言うしかないが、もう少し関係者が気を使っていれば避けられたかもしれない。いずれにしても、関係者の問題に行き着くことになる。

 そんなに騒ぐことではない、とも思うが、皆さんはどのように思われるであろうか? もしくは、これについての話題や真相をご存知の方がいたら、ぜひ、知らせてほしいと思うのである。

 さて、問い合わせを多くいただいている、本年度版の「戦略プロ野球2006」はどうなっているのか? ということについてであるが、仙台まで取材に行っているくらいであるから、準備をしていることは確かである。しかし正式な発表ができる段階ではない。今となっては唯一のパソコン版のプロ野球ゲームなので、万難を排して発売し続けたいと願っている。少しでも「粋」に感じていただけると幸いである。

≪昨日のHEADLINE≫

「大戦略センチュリオン」製品情報ページを公開しました。

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