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世界物理年(2005.10.27)

 今年2005年は、1905年にアインシュタインが「特殊相対性理論」などを発表して100周年にあたることから、国連は「世界物理年」と定めて、いろいろな物理に関するイベントを世界中で行なっている。なにを隠そう(というほどではないが)、実は私は中学生のときに、偶然に「相対性理論」に触れて、たちまちハマッタくちである。もちろん理論的なことなど、理解できるような能力も知識も持ち合わせていなかったが、時間が遅くなるとか、空間が縮む、質量が増えるなどという常識を超えた話に、とにかく熱中してしまったのである。そして良くは分からないまでも、宇宙規模の現象が、全て相対性理論で説明ができるというところに、学問的な美しさを感じた。これだ!、と思ったしだいである。

 そして高校に進学すると、理科の選択科目は迷わずに「物理」と「地学」を選択した。その組み合わせを選択する生徒は珍しかったと思う。たいていは化学と生物だったからである。地学は宇宙を扱うと思っていたので選んだのであるが、残念ながら高校では地球の岩石から太陽系までであったし、物理にいたっては大学受験のための勉強でしかなかった。もっとも高校は進学校で、目指すは大学で宇宙物理を専攻することであったので、それ自体は苦にはならなかった。

 高校の部活動は、深く悩まずに地学部を選んだ。天体観測を主な活動にしているというので、うってつけであった。月食の連続写真を撮影したり、流星群の観測をしたりと、活動自体はひじょうに楽しいものであったが、残念ながらそういう天体現象がない限りはすることもなく、ひまな部活動であった。

 さて大学受験では、なんとか物理学科に合格することができた。意気揚々と入学したのであるが、専攻科目の内容を調べていくうちに、愕然とする事実に気付いた。てっきり相対性理論の最先端に触れることができると思っていたのが、当時は量子物理学が全盛のときで、宇宙のスケールとは正反対の原子よりも小さいミクロな世界の研究が流行だったのである。しかもミクロな世界では、不確定性原理という概念により、個々の素粒子は運動量と位置を特定することができず、あくまでも存在する確率によってしか計算することができない、という私にとっては、いちばんストレスのある考え方であった。

 失望のなか、キャンパス内をぶらぶらしていると、新入生を対象としたサークルの勧誘活動に出くわした。まぁ、せめてサークルだけでも楽しめるものに入ろうかな、と思っていたら「物理研究部」という看板が目に飛び込んで来た。もしかしてここならば私の目指していた物理の世界に触れられるかもしれない、と思い門をたたいたのである。それが私のそれからの人生を決定付けることになろうとは夢にも思わなかったのであるが、はたしてそのサークルは「コンピュータ」の研究サークルだったのである。初めて見るマイコン(いまで言うパソコン)に面食らったが、触っているうちにその魅力に引き込まれていった。

 なんで「物理」なのに「コンピュータ」なの? という疑問を抱かれるかもしれないが、それはさておき、私の大いなる勘違いで入った大学とサークルが、結果としては、私にぴったりの趣味、ひいては職業へとつながっていったのである。スティーブ・ジョブズ氏の場合とは比べようもない小さい「点」ではあるが、結果論としては全てが良い形でつながったというのが私としては幸運だったと思っている。

 それにしても、最近は理科離れということが問題視されているが、私としても寂しい限りである。ハワイに設置されている「すばる望遠鏡」や、ニュートリノ検出装置の「スーパーカミオカンデ」、つくばにある「高エネルギー加速器」などは、世界的に見ても最先端かつ最高性能の研究施設である。もっと宣伝活動をして子供たちにアピールする必要があるのではないかと思う今日この頃である。

≪昨日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページ「勝手にシミュレート!」コーナーの、「日本シリーズ特別企画 戦プロで勝手にシミュレート!!!!」に、第4戦を追加しました。

携帯電話ゲームサイト「システムソフトSLG総合」製品概要ページを公開しました。

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博多明太子(2005.10.25)

 もつ鍋は博多に限るで、いまどき明太子は全国どこにでもあるので、というような話をしたのであるが、「やはり地元でない分からない違いもあるのでは? ぜひ、お勧めを教えてほしい」、というメールをいただいた。それはそうかもしれないということで、今回は明太子を話題にすることにした。

 博多に来ると分かると思うが、現在ではひじょうに多くのブランドがある。しかも宣伝を派手にやっているブランドほど、地元では有名でなかったりするので注意が必要である。以下に紹介する3つのブランドは、あまり宣伝をしていない。つまり宣伝する必要がないということでもある。

●明太子オフィシャルホームページ
 まず最初に、「博多明太子」の基礎知識ということで、下記の「ふくや」が提供しているホームページの紹介である。うんちく話や、料理方法の紹介があるので、興味のある方はご覧いただきたい。
http://www.mentaiko.com/

●ふくや
 博多明太子を最初に考案したとされる老舗の店である。そういう意味では、無難な味といえる。おそらく全国的にもいちばん有名だと思うし、通販でも買えるので、あまり新鮮味がないとは思うが、やはり博多の直営店のほうが味が良いように感じるのが不思議なところである。私の妻の実家は福岡県内なので近くでも買えるのであるが、やはり微妙に違うということらしくて、帰省のたびに土産として買っている。
http://www.fukuya.com/index.html

●やまや
 ここも比較的、老舗で有名な店であるが、最大の特徴は「特辛」の明太子である。その名の通り、「辛さ」を追求した明太子である。辛党の方には、最適と言える、もちろん、通常の辛さの明太子もあるが、それでも少し辛目のような気がする。「辛子明太子」という名に相応しい明太子である。
http://www.yamaya.com/

●稚加榮(ちかえ)
 元々は有名な料亭であるが、最近では明太子も有名になった。人の好みにもよるが、辛さよりも「味」にこだわりがある、という評判である。私も自宅では、ここのものを買うことが多い。と言うのも、土産用は値段が高めなのであるが、近所のスーパーで売っている家庭用がリーズナブルなのである。少し形のくずれたものを簡易包装して売っているが、味は土産用と全く変わらない。ただし、辛子味はあまり感じないので、好みで選択していただきたい。
http://www.chikae.co.jp/

●購入する場所について
 明太子は言うまでもないが生モノである。土産として買うのであれば、できるだけ帰る直前のほうが好ましい。福岡空港の場合には、第2ターミナルの2Fの土産物売場には、稚加榮も含めてたいていのブランドの明太子が揃っている。博多駅の場合は、地下のショッピング街に、やはりひと通りそろっている。ふくやは、いずれにも直営店を置いている。
 中心街の天神には、それぞれの直営店があるので、そこで購入するのも一つの方法であるが、事前に地図で場所を確認しておいたほうがよい。直営店のいい所は、いちばん新鮮なものを置いているということと、土産用以外に、家庭用も置いているということである。先日、たまたま「ふくや」の家庭用を買ってみたが、意外にも、今まで食べたふくやの明太子の中で、いちばん美味しかった。形こそ崩れていたが、むしろ味が良くしみ渡っている感じであった。
 なお、岩田屋、三越、大丸という天神のデパートの地下で購入すると、一箇所で済むという利点がある。

 余談であるが、フジテレビの人気番組「トリビアの泉」の「トリビアの種」のコーナーにおいて、「日本人がこれさえあれば何杯でもご飯が食べられる一品で最も人気のあるものは?」という調査があったが、なんと1位「明太子」675票、2位「納豆」328票、・・・といういうことで、断トツの1位であったのには、少し驚いた。全国の合計4,700人の調査なので地域的な偏りはない。皆さんも、ぜひ近いうちに本場の明太子をご賞味いただければ幸いである。

≪本日のHEADLINE≫

「ティル・ナ・ノーグV〜悠久の仁〜」製品情報ページをリニューアルしました。

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページ「勝手にシミュレート!」コーナーの、「日本シリーズ特別企画 戦プロで勝手にシミュレート!!!!」に、第3戦を追加しました。

≪昨日のHEADLINE≫

「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」製品情報ページ内の画面について、「通常ヘックスマップ」と「ビジュアルマップ・ヘックス枠あり 」、「ビジュアルマップ・ヘックス枠なし」の3点を並べて、その違いが分かるようにしました。 また、「シナリオ紹介」コーナーに、第4弾として「地獄のイラク撤退」のシナリオの概略を紹介しております。

ダウンロード販売の新規サイトとして、「BB5」が追加されました。現在、25タイトルを販売中です。今後、続々とタイトルを追加してまいります。

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自衛隊の最新装備(2005.10.21)

 今回は、少しマニアックな話題となるが、「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」の発売記念として、ご了承いただきたい。

 「日本が世界に誇る『こんごう級』イージス艦」という出だしで「現代大戦略2005」の宣伝コピーは始まるが、どのていど誇れるのかというと、ほんとうにスゴイのである。イージス艦は米海軍を除くと、日本の海上自衛隊に4隻(さらに次世代艦を2隻建造中)と、スペインに1隻(さらに3隻計画中)しか配備されていない。しかしスペインのイージス艦(満載排水量5,853トン)は、ふた回り小さいサイズのフリゲイトと呼ばれる軍艦であるのに対して、「こんごう級」イージス艦(満載排水量9,500トン)は一般的な分類にあてはめると駆逐艦よりも大きい巡洋艦に相当する。モデルにされた米海軍のアーレイ・バーク級よりも大型なのである。建造費は1隻あたり約1,400億円と言われている。さらに次世代艦の「あたご」級となると、満載排水量が1万トンを超える大型艦となり、その時点では海上自衛隊の戦闘艦の中では最大級で、本家米海軍のタイコンデロガ級イージス艦をも凌ぐことになるのである。

 それに留まらず、現在2隻建造中の次世代の13,500トン型ヘリ搭載護衛艦は、海自初の全通甲板(艦首から艦尾まで障害物なしに全通している甲板)を備えた大型艦であり、まさに海自で最大の艦船となる。自衛隊としては口が割けても言えないが、だれが見てもこれは「ヘリ空母」であり、初めて海自は空母の能力を備えた戦闘艦を保有することになるのである。しかも、いちおうヘリコプターしか搭載できない装備にはなっているが、全長195mというのはイギリスのインビンシブル級空母に近い大きさであり、いざとなれば簡単な改造により、V/STOL空母としての運用も可能と思われる。専守防衛を最大の理念とする自衛隊にとって、他国を侵略することもできうる空母の配備は、今後、波紋を呼ぶことになるであろう。

 かように、一般にはあまり知られていないが、海上自衛隊の艦船は、大型化の一途をたどっているのである。かつては、時代に逆行するような重厚長大化路線を軍事専門家からも批判されることが多かったが、北朝鮮の弾道ミサイル「テポドン」・「ノドン」の存在が明らかになってからは、風向きが変わった。弾道ミサイルを迎撃する能力は、現状の日本においては、イージス艦にしか備わっていないのである。また、中国と領有権についてもめている尖閣諸島や、韓国が違法に実効支配している竹島など、万一の事態になれば、ヘリ空母とイージス艦は最大の武器となるし、最大の抑止力にもなるのである。

 さて、有事となれば航空自衛隊が航空支援を行なうことになる。世界最強の戦闘機とされる「F-15 イーグル」は、米国以外では日本(F-15J)とイスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦にしか配備されていない。近々、韓国にはF-15Kとして配備が開始される。この1機約100億円もする高価な戦闘機を、空自は約200機も保有している。さらには、対地支援戦闘機であるF-2は、米国の圧力でF-16をベースに開発されたため、さらに高価で1機約125億円もする。それを現在約60機所有しているのである。対地支援戦闘機とは、これも一般的には攻撃機のことであり、つまり地上の兵器を攻撃するための軍用機なのである。

 日本は、軍事費で見ても米国、ロシアに次いで世界第3位という軍事大国である。平成17年度の防衛予算は約4.9兆円、中国は約2.8兆円、韓国は約2兆円であるが、それぞれのGDP比で見ると、日本は1.0%、中国は1.6%、韓国は2.4%である。これは何を意味するかというと、単に金額が大きいというだけではなくて、GDP比が小さいということは余力があるということで、いざ有事となれば経済力の差も重要な要素となるからである。

 あくまでもシミュレーションゲームという架空の世界の話ではあるが、「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」において、対中国、対韓国のシナリオにおいては、圧倒的な戦力差で日本には有利に戦況が展開するようになっている。ぜひ多くの方に体感していただきたいと考えている。

≪本日のHEADLINE≫

「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」製品情報ページの「シナリオ紹介」コーナーに、第3弾として「中華帝国の暴走」の各シナリオの概略を紹介しております。

「インペリアルフォース2 cosmic interceptor」製品情報ページにおいて、GameSystemの「ゲームの流れ」を更新しました。

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靖国神社参拝問題(2005.10.17)

 本日、小泉首相は、靖国神社に参拝した。靖国参拝は、かねてよりの公約であり、また靖国神社の最重要行事である秋季例大祭に合わせたとのことであるが、郵政民営化法が14日に成立したこと、および、その前提となった衆院選での圧勝を受けて、このタイミングしかないということだったのだろうと推察される。

 しかし、やはり中国と韓国は、さっそく敏感な反応を見せた。中国にいたっては、即刻、外相会談を中止するという強硬な姿勢に出た。想定の範囲内ではあるものの、あまりにも短絡的な印象は否めない。一方、台湾の李登輝・前総統は、「一国の首相が、国のために命を落とした英霊を祭る神社を参拝することは、とうぜんのことだ。」と発言したという報道も同時に流れた。

 一般的な日本人の感覚としては、どうしてここまで外国から文句を言われなければならないことなのか分からない、というのが主流のように感じる。しかし、ときどきテレビなどで、あたかもリベラル派の代表です、というようなスタンスの評論家が、「個人的には。靖国参拝には反対ではないが、国益を損なう恐れがあるので、今は控えるべきと思う」という発言を聞くことがある。この場合の「国益」とは何なのであろう? 近隣の国から、日本は良い国だ、と認められることが国益なのであろうか? お互いに気分的には良くなるかもしれないが、それこそ「お人良しの日本人」になるだけであって、実質的な利益は何も生まれないのではないだろうか?

 少し以前のことになるが、中国における違法コピー品の調査に協力してほしいということで、ある外郭団体から連絡が入った。なんでも、中国のパソコンソフトの販売店に聞き取り調査をしていて、例えば「違法コピー品を取り扱っていますか?」とか「違法コピー品は、どういうルートで仕入れていますか?」というような質問をしているというのである。開いた口がふさがらないとは、まさにこのことであって、そんな調査をすること自体がナンセンスである。日本の販売店に調査をするのと全く同じ感覚でやっているのである。

 しかも、店頭に並んでいた弊社のライセンス販売商品について、それが本物かどうかを写真を元にして判断してほしい、というのである。中国などでのコピー品は、パッケージの印刷からCD-ROMそのものまで、ほぼそっくりのものを製造しているというのは周知の事実であって、現物を手に取って比べたとしても、判断が難しいのは常識的なところである。にもかかわらず、ほとんど無意味とも思える調査を税金を使ってやっているのであるから、なんともお目出度い国である。今回の調査を受けた中国の販売店の店員は、「なんとも間抜けな日本人」と思ったに違いない。

 それはさておき、別に政治的な啓発など毛頭も考えてはいないが、弊社の「現代大戦略」シリーズにとっては、こういう政治的な動向は、ひじょうに好材料である。さっそくではあるが、本日の件については、「現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」のシナリオに組み入れることを検討している。北朝鮮についても、先日の朝鮮労働党創建60周年の記念式典の際に、後継者の問題がマスコミの話題となったが、それはすでに北朝鮮シナリオのメインテーマとしていた。

 今回も「タイムリー(?)なシステムソフト」になれるかどうかは分からないが、状況的には大きな動きがありそうな予感がする。

≪本日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページ「勝手にシミュレート!」の「プレーオフ第2ステージ直前企画 戦プロで勝手にシミュレート!!」を更新しました。

≪昨日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページ「勝手にシミュレート!」の「プレーオフ第2ステージ直前企画 戦プロで勝手にシミュレート!!」を更新しました。

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湯布院のお勧め(2005.10.11)

 NHKの連続テレビ小説「風のハルカ」が始まった。舞台は、大分県の湯布院と大阪である。あまり視聴率が良くないというニュースが流れた際に、リンクされたNHKのホームページを見たところ、きちんとした湯布院の説明があって少し感心したので、今回話題として取り上げることにした。

 もともと湯布院は、豊後(ぶんご)富士とも呼ばれる由布岳(標高1,584メートル)のふもとにあることから、山の名称とセットで由布院町という町名であった。そのためJRの駅名などは、由布院のままである。昭和30年、当時の由布院町と湯平(ゆのひら)村が合併した際に、由布院の「由」を「湯」として湯布院町が誕生した。そして平成の大合併により、先日の平成17年10月1日、隣の狭間(はざま)町、庄内(しょうない)町と合併し、新たに「由布市湯布院町」となった。

 実は、私は旧湯平村の出生である。4歳までしかいなかったので、あまり記憶はないが、ひなびた温泉街によく連れて行かれたのを覚えている。全国的に有名になった温泉地「湯布院」は、あくまでも旧由布院町の由布院温泉のほうであり、湯平温泉のほうは当時の面影を残し、川の谷間に並ぶ昔ながらの古風な温泉街である。現在の湯平地区には、高速道路なみの立派な高架道路(国道210号線)が通っているため、下にある旧国道沿いの町並みには気付かずにあっという間に通過してしまう。たいへん便利にはなったものの、一抹の寂しさもある。

 かたや由布院温泉のほうは、およそ一般的な温泉街のイメージとは、全くかけ離れた街である。人によると軽井沢に似た雰囲気とのことである。しかし、ここに至る道のりは平坦ではなかった。

 もともと大した産業もなく農業が主体であった由布院町に、昭和27年にダムを建設する計画が持ち上がったが、そのときの反対派のリーダーが町長となり、長年の紆余曲折のうえで、ようやく昭和50年頃に西ドイツの伝統保養温泉地を参考にした「クアオルト構想」を掲げたのである。この構想にしたがって、現在の湯布院が出来上がっていった。そして「牛喰い絶叫大会」や「ゆふいん音楽祭」、「湯布院映画祭」などのイベントも、この頃同時に始まったとのことである。詳しくは下記の旧湯布院町のホームページ等を参照していただきたい。

 若い女性に人気が高い湯布院であるが、豊かな自然とその自然に溶け込んだ風情のある街並み、芸術関連の施設など、のんびりと散策するのに最適な環境である。逆に、いわゆる歓楽施設を伴った賑やかな温泉街を好まれる方(特に壮年の男性)には、不向きかもしれない。そういう観光客向けの施設は一軒もない、と言っていい。しかし豊富な湧出量を誇る温泉そのものは、ひじょうに素晴らしい。一度は訪れる価値のある街である。

 さて、その場合のアクセスなのであるが、大分空港が空港としては距離的に近い。そこから直行のバスが出ている。しかし、せっかく九州まで来るのであれば、ひと工夫したいところである。私のお勧めは、空路であれば福岡空港を基点にするコースである。便数が圧倒的に多いので大分空港よりも便利である。そして博多で一泊なりした後、JR博多駅から特急「ゆふいんの森号」で往復するのがベストである。ただし「ゆふいんの森号」はひじょうに人気が高いので、予約は必須である。

 もう一つのルートとして、熊本空港を使うのもお勧めである。こちらは乗り捨てOkのレンタカーを使うことになる。空港から国道57号線で阿蘇に向かう。阿蘇山やその回りの観光地に寄った後に、やまなみハイウェーを通って湯布院に至るというコースである。阿蘇〜湯布院は風光明媚このうえない。そして翌日は、別府などを観光して大分空港から戻る、という天こ盛りの観光コースである。大分→熊本の逆向きでも良い。

 これから秋の観光シーズンとなるが、候補の一つに加えていただければ幸いである。

●旧湯布院町のホームページ
http://www.town.yufuin.oita.jp/index.html

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気分はノスタルジー(2005.10.7)

 昭和天皇が崩御され、昭和から平成となった1989年の前後は、システムソフト社にとって激動の時期であった。

 当時のシステムソフト社は、「ロードランナー」や「大戦略」などのゲーム製品の大ヒットにより成長の足がかりを作ったが、並行してビジネスアプリケーションの研究開発を進めていた。当初は、国産のPC-9801などのパソコン用のアプリケーションソフトを開発しようとしたが、K社長にしてみると当時のパソコン本体やプリンタなどの周辺機器の性能が、あまりにも理想とかけ離れていたために、やがてマッキントッシュへと目が向くようになった。スティーブ・ジョブズ氏が大学を中退する前に学んだカリグラフィ技術を応用し、文字の字間を調節したり、いろいろなフォント(書体)を表現することができるパソコンとしてマッキントッシュが生れたということは以前にも触れたが、それこそがまさにK社長の求めていたパソコンだったのである。

 ここからの行動は早かった。アプリケーションソフトそのものの開発もそうだし、日本語化もそうであるが、それらを全て一から始めたのでは時間も資金も足りない。いちばん効率の良い方法として、米国の有力ソフトメーカーと次々に提携していったのである。しかも、それらの会社が集中しているサンフランシスコのシリコンバレーの近くに、事務所兼社宅として約1,200坪の敷地にプール付きという大邸宅(寝室だけでも5部屋)を約1億5千万円で購入し、福岡本社から技術者を多数、送り込んだのである。そこから技術者はクラリス社やアドビ社などに通勤し、一気にアプリケーションの日本語化を進めた。そうして「マックライト」や「アドビ・イラストレーター」などの日本語版が矢継ぎ早に生れたのである。

 現在、弊社も入居しているシステムソフト社の本社ビルは、実は2つ目の自社ビルである。1つ目のビルも、すぐ近くにあって、まんだらけ福岡店のビルの並びにひっそりと建っているが、当時は回りにビルが少なくて目立つビルであった。細長いビルなのでペンシルビルと呼んでいたが、その最上階にはカクテル・バーがあった。現役を引退していた中洲の有名バーテンダーの人を雇い、やたらに原価の高そうなカクテルを、原価に近い社員特価で毎晩のように飲んでいた記憶がある。床には、毛足が10センチくらいもある見るからに高価そうなカーペットが貼られ、BGMを流すオーディオも最高級のものを設置していた。特にスピーカーは日本に数台しかない希少なものだったらしい。一般人も入れるそのバーが話題となったりして、サンフランシスコに派遣された有能な人材が集まった要因にもなった。

 ところが、ご記憶の方も多いと思うが、1989年10月17日、あのサンフランシスコ大地震が発生した。はたして、システムソフト社の大邸宅は、もろにその被害を受け、実質的に使いものにならなくなったのである。幸いにしてケガ人は出なかったのであるが、伝え聞くところによると見るも無残な姿になったとのことである。どうやらシステムソフト関係者は、地震に縁があるらしい(?)

 その同時期に派遣されていた技術者T氏は、米国人の女性と結婚していたので、その後米国に永住することになった。T氏は「Shade(シェイド)」という有名なCGソフトを開発することになるのであるが、その人が一度はゲームソフトを作りたかったということで開発したのが「遊撃王」という戦闘機フライトシミュレーターであった。当時としては画期的な、専用メガネによって立体映像を実現したゲームであった。後に、それは「エアーコンバット」となり、そして「スーパーエアーコンバット」へと発展していく基礎となったのである。現在、「スーパーエアーコンバット4」を開発中であるが、当時「遊撃王」を担当していた私としては、たいへんに楽しみな作品である。

≪本日のHEADLINE≫

「インペリアルフォース2 cosmic interceptor」製品情報ページにおいて、About"IF"の「国家」と、GameSystemの「ゲームの流れ」・「兵装の開発」を更新しました。

「沈黙の艦隊2」製品情報ページ「キャラクター&兵器」コーナーの兵器ページを更新しました。

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページの「勝手にシミュレート!」コーナーに、「プレーオフ第1ステージ直前企画 戦プロで勝手にシミュレート!!」を追加しました。

≪昨日までの主要HEADLINE≫

人気ゲームの超お買い得価格版「セレクション2000シリーズ」の新規7タイトルを10月14日(金)に発売いたします。

現代大戦略2005〜護国の盾・イージス艦隊〜」の発売を、本日発表いたしました。平成17年11月18日(金)に発売いたします。同時に製品情報ページを公開しました。

戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページのデータ配信サービスコーナーにおいて、9月度選手データを公開しました。

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少しためになる話(2005.10.3)

 「努力の人」で最初に紹介した福岡ソフトバンクホークスの宮地克彦外野手であるが、9月25日深夜のテレビ朝日系列の「GET SPORTS」という番組で、宮地選手の特集が放映された。いちおう全国放送なので見た方もいるのではないだろうか。私は努力の人の代表というつもりで紹介したのだが、本人へのインタビューからは意外な答えが返ってきた。「今年はどうしてそんなに成績が良いのですか?」という南原清隆の質問に対して、「特に練習方法は変えていなし、打ち方を変えたりなどはしていない」というのである。

 「今までは3割打ちたいと思ってやってきた。でも今年は全ての打席でヒットを打ちたいという思いに変えた。ただそれだけです。」 もちろん実際には、今まで以上の練習や努力をしているのは間違いないであろう。しかしそれよりも大きな影響があったのは、要するに目標の持ち方ということである。3割でいいと思っているうちは3割を超えることはできない。10割を本気で目指すことで、ようやく3割に到達できたということである。

 それを裏付ける数字が、先週末の福岡ローカルの番組で紹介された。なんと2ストライクを取られた後の打率が、3割を超えているのである。これはチーム内でトップとのことであるが、他球団でも、なかなかいないのではないかと思う。野球において2ストライクを取られると、打者はひじょうに不利になる。明らかなボール球以外は、バットを振らなければいけないからである。必然的に三振や凡打になる確率が高くなるわけで、それでも3割を超えるということは、なんとしてでもヒットにしようという気持ち以外なにものでもないのではないだろうか。

 9月25日の西武との最終戦。西武は松坂が先発。平成の名勝負も今年はこれで見納めかも、という思いでテレビ中継を見ていた。すると4回、松中がものの見事に松坂からホームランを打った。やはりストレートであった。しかも松坂は連続無失点イニングを、これで止められてしまったのである。ちょうどそのときのテレビ解説者が、元西鉄ライオンズの稲尾和久であった。神様、仏様、稲尾様の稲尾である。稲尾自身が持つ記録を、松坂が破るかもしれないというところであったが、そうはならなかった。そのときに発した稲尾の言葉は、「良い投手は良い打者に育てられる。良い打者は良い投手に育てられる。」であった。つまり強い相手と対決してこそ、真の実力が備わるということである。

 これも福岡ローカルであるが「月刊ホークス」という番組がある。10月1日の放送分は、松中と川崎の特集であった。女性に圧倒的な人気の宗(ムネ)リンこと川崎宗則選手であるが、女性だけではなくて野球関係者からも、すこぶる評判がいい選手である。他球団の監督やコーチから誉められることが多い。なぜかというと練習への取り組み方が違うそうである。常に全力で練習に励む姿が、今どきの選手には珍しいとのことである。退団が発表になった尾花投手コーチがよく行く居酒屋の店長に聞いたのであるが、選手の話題になると必ず川崎を誉めるそうである。投手コーチの目から見ても内野手・川崎は目立つ存在のようである。

 その川崎が番組の最後に語った言葉が印象的であった。「プレーオフに対してはどういう気持ちですか?」という質問に対して、「たいへん楽しみです。勝つことしかイメージできないですから。」 優勝するという目標しか頭にはないのである。

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