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ダイセンリャカーの回帰(2005.8.31)

 最近、ユーザー登録時のアンケートに、「久しぶりに大戦略をプレイしました」という人が目立つようになった。それらの人は、PC-98、つまりDOS時代の大戦略しかプレイしたことがない。そういう人が最新版の「大戦略パーフェクト2.0 DX」などをプレイしたときの印象は、どんな感じであろうか? 大げさかもしれないが、「いま浦島」の気分に近いのではないかと思う。比較的、アンケートの評価も高く、特に「満足した点」については、兵器の種類が多い、各設定数値も細かい、マップサイズが大きい、というようにスケールが大きくなったことについての感想が多い。その反面、「不満な点」については、コンピュータが弱い、処理スピードが遅い、という初代の頃からの定番の意見が目立つ。これは、以前も触れたが、スケールの拡大に比べて、思考ルーチンの進歩が追い付いていないことを、改めて思い知らされる事例である。

 特に大きな意味はないのかもしれないが、往年のダイセンリャカーの人たちが戻り始めているというのは、それぞれの年齢によるものもあるのかもしれない。今年で、大戦略生誕20周年となるが、初代の頃に20歳だった人は40歳になる。仕事もひと段落して、管理職になりつつある人も多いと思う。すると少しは自分の時間が持てるようになっているのかもしれない。歌でもそうであるが、リバイバルブームというと、だいたい20年くらいの周期のように思う。ふと昔を懐かしんで、というタイミングとも重なるのではないだろうか?

 仮に、そうであるならば、そういうダイセンリャカーの人たちが、気軽にプレイしていただけるような「リバイバル版大戦略」も必要なのかもしれないと思う、今日この頃である。

 さて、逆に最近の大戦略ユーザーの方、つまり、年齢的に若い人たちの特徴であるが、たいへん失礼ながら軽い(?)プレイスタイルの人が多いように見受けられる。とうぜん、プレイスタイルは、人それぞれなので、それについてとやかく言うつもりはないが、典型的なのは「首都の破壊」ルールについてである。「大戦略パーフェクト1.0」には、当初その選択ルールはなくて、常に「首都の破壊」を行なうことができたために、ミサイル一発で勝利することも可能であった。それについて、「簡単に勝ちすぎる」というクレームを、たくさんいただいた。こちらとしては、最初は「?」という感じで、そうであるならば、首都を攻撃しなければいいのでは、と思ったのである。要するに「禁じ手」ということで、プレイヤー自身が自制すれば済むことなのでは、と思ったのであるが、あまりにも意見が多かったので、アップデータにおいて選択ルールとして追加したところ、それからはそういう意見が来なくなった。

 それは、目の前にスイッチがあると、どうしても押したくなるという、人間の習性からなのであろうか? 自分で、プレイするうえでのルールを決めて、あえて厳しい条件の中で勝利することに意義を見出す、というようなストイックなプレイスタイルは、いまどき流行らないということなのだろうか?

 いや、そうではないのかもしれない。推測ではあるが、実は、最近の若い人たちは、小さい頃から与えられたものを素直にそのまま遊ぶというスタイルが身に付いているからなのではないかと思う。私の世代は「〇〇ごっこ」という遊びを、よくやっていた。あらかじめルールを決めて、それを各自が守ることで遊びが成り立っていた。

 これもテレビゲーム世代の特徴なのであろうか?

≪本日のHEADLINE≫

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページにおいて、ダグアウトコーナーを更新しました。

「インペリアルフォース2 cosmic interceptor」の製品情報ページを更新しました。

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中国、いまむかし(2005.8.29)

 システムソフト社は、創業時には、龍王(りゅうおう)グループという、地元・福岡の企業グループに属していた。そのグループの顛末については、以前、触れたが、グループ内に「龍王旅行」という旅行代理店があった。ちょうど初代の「現代大戦略」を発売した1985年頃に、中国が日本人の団体旅行客を積極的に受け入れるということになって、龍王グループの社員旅行は、中国に行くということが決まった。

 とは言っても、社員の大半は海外旅行の経験がないうえに、いきなり中国という、当時としては未開の地への旅行ということで、社内は大騒ぎになった。はっきり言って、好んで行きたくない国であることだけは確かであった。しかも、行く場所が、南部の広州(こうしゅう)・桂林(けいりん)を巡る旅行ということで、なおさら不安感をかきたてられた。

 当時は、直行便がなかったので、香港経由で入った。そして最初の桂林には、深夜の到着となった。ようやくホテルに着いたが、さっそく悪い予感的中で、シャワーが冷たいうえに砂が混じっているという洗礼を受けた。翌朝、朝食は中国式のお粥のご飯なのであるが、それが全く味がない。しかも、塩などの調味料もテーブルにはなくて、あちこちからブーイングが巻き起こった。

 なんとかバスに乗り込み、最初の観光である、川くだり・漓江(りこう)くだりへと赴いた。ところが、予定の時刻になっても、船が来ない。連絡を付けようにも電話がない。結局、1時間以上も待たされた。ようやく船に乗って、川をくだり始めたが、さすがに山水画のままの奇妙な形の山々がそびえる壮大な景色に、しばし見とれた。日本では観光地の名所というのは、ほんの限られた場所でしかないものであるが、そういう日本人の常識をあざ笑うかのように、その景色は延々と続いたのである。ほぼ同じような山水画の景色が、3時間以上も続くのである。中国の壮大さを身にしみて思い知らされた。

 船のうえで昼食となった。旅行なのだからと、さっそくビールを注文した。ところが、ビール瓶をさわると生ぬるいのである。聞いてみると、この地域には冷蔵庫という概念がないらしい。かろうじて、船の底につるして、少しだけ冷やしていたとのこと。ビールの味は最初から期待していなかったが、ぬるいビールを飲むはめになるとは思ってもいなかった。

 さて、終着点の陽朔(さくよう)に到着し、観光の後、夕食の時間となった。市内で最高級のレストランということで、少し安心したが、やはりここでも期待は裏切らなかった。最初に鍋料理が出された。いつかは必ず起こると思っていたことが、早くも起こった。女子社員の悲鳴があがったのである。鍋に小さな芋虫が浮いていたのである。まあ、ここまでは、想定の範囲内で、むしろ全員で爆笑となった。そして、また悲鳴が上がった。今度は、窓をヤモリがはっていたのである。これも、やはり大爆笑。

 食事も、ほぼ終わり、ときどきトイレに立つ人が増えてきた。帰ってきた女子社員が、いちように暗い顔をしていた。聞いてみると、事前に知識はあったが、もろに中国式のトイレだったというのである。かろうじて仕切りとドアはあったものの、ほんの申し訳ていどで、さっきまで配膳をしていた、一見かわいい感じの女子店員たちが、トイレの隣どうしで用を足しながらおしゃべりをしていたというのである。つまり、ひじょうにオープン(?)な作りをしているのである。

 最後の地、広州は、さすがに大きな都市でホテルも立派であった。しかも、中にディスコがあるという。こうなったら何でもということで、中国式のディスコ・ミュージックを経験しよう、ということで皆で入った。ディスク・ジョッキーと思われる人が英語でしゃべっていた。かろうじて聞き取れて、「私がいま最も気に入っているミュージックです」と紹介したのが分かった。はたして、かかったのは日本のチェッカーズの「I Love you, SAYONARA」であった。中国で、しかもディスコで日本の音楽を聞くとは、全く予想だにしていなかった。しかし心地よい予想外であった。

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小島編集長(2005.8.26)

 24日に発売された雑誌「ログイン」に、先日、福岡で開催した新作発表会の記事が載っている。すでにネット系の情報サイトには、発表会の翌日あたりから掲載されたので、新鮮味には欠けるが、そこは古い付き合いのログインということで、弊社の狙い通りの記事にしていただいているのは、嬉しい限りである。一歩間違うと、悪ノリになってしまうところを、絶妙な切り口でまとめていただいている。今回の隠しネタは、まさに福岡ヤフードームにおける、スーパーボックスでの野球観戦であったわけだが、結局、そのことに触れてくれたのはログインだけであった。ドーム弁当や川崎パフェの写真まで載せていただいた。さらには、180ページの編集後記のところには、おそらくそのときにホークス球団の方から特別にいただいた特製ユニフォームを着た人の写真も、こっそりと載っている。

 そのログインが創刊されたのは、1982年のことで、アスキー社の月刊アスキーの別冊として、最初は発行された。初代の編集長が、知る人ぞ知る小島文隆氏で、豪放磊落という言葉がぴったりの人であった。とくかく酒好きで、それだけで弊社の人間とはウマが合ったわけであるが、とにかく飲み始めると、とことんということで、いつも夜明けまでというのが日常茶飯事であった。

 そんなノリで福岡まで取材に来ていただいたり、こちらから新作を持ち込んで紹介したり、ということを毎月のように繰り返していたが、あるとき、システムソフト社の関連会社となった「バグニュース」という雑誌の編集部に、いっしょに表敬訪問をしよう、ということになった。いちおう、ゲーム雑誌ということで、ライバル同士の編集部である。しかも、酒を飲んで、かなり出来上がった状態で、深夜の12時前後に押しかけたのである。さらに先方はちょうど締切日の、いちばん多忙なときだったらしい。短時間の滞在ではあったが、異様な雰囲気に満ち溢れていたのを鮮明に覚えている。

 はたして、その翌日、当時のK社長に呼び出されて、こってりとしかられた。今にして思うと、とんでもないことをしてしまったのではあるが、小島編集長とは戦友のような間柄になったのである。

 その後、アスキー社では内部分裂が繰り返され、出版部門からは、インプレス社が設立され、ゲーム系では現在のエンターブレイン社ができたのと前後して、小島氏らが分裂しアクセラ社を設立した。しかし残念ながらアクセラ社は消滅してしまい、小島氏も表舞台に出てくることはなくなってしまった。

 小島氏は良くも悪くも、日本のゲーム雑誌の一つのスタイルを築き上げた功労者であることは間違いない。紙媒体のメディアは、いずれなくなってしまうのではないか、というような見方もあるが、私はそうは思わない。ネットにはネットの、そして紙には紙の良さがある。この業界の同志として、いっしょに盛り上げていきたいものである。

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「ティル・ナ・ノーグV 〜悠久の仁〜」製品情報ページの「仲間図鑑」を更新しました。

「ティル・ナ・ノーグV〜悠久の仁〜」ver1.03アップデータを公開しました。

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「沈黙の艦隊2」製品情報ページを公開しました。

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次世代DVDの混迷(2005.8.24)

 結局、次世代DVDについては、時間切れで規格統一ができなくなってしまった。ソニー、松下電器産業などの「ブルーレイディスク(BD)」陣営と、東芝、NECなどの「HD(高品位)DVD」陣営との、2つの規格が並立することになる。現行の、DVDレコーダーにおいては、先行組の松下電器産業と東芝が、DVD-RAMメディアを主体として業界を牽引したわけであるが、次世代では袂をわかつことになる。なんとも、複雑な業界勢力図である。

 弊社の場合には、パソコンゲームのメーカーということも影響してか、パソコンとの親和性の高いDVD-RAMということで、東芝製のDVDレコーダーを所有している社員が多い。もっとも、最新の機種では、ソニー陣営のDVD-RWにも対応しているので、対応メディアという点においては、松下・東芝陣営が優位を保っているといえる。

 しかし、DVDレコーダーの最大の使い勝手の良さは、大容量の内蔵ハードディスクである。一度、これを使ってしまうと、もう二度とビデオテープは使いたくなくなってしまう。説明するまでもないが、テープの残量など気にせずに録画でき、削除も簡単。そして、もっとも便利な機能は、「追っかけ再生」である。録画中のものを、録画をしつつ、任意の場所から見ることができる機能であるが、こればかりはビデオテープではできない芸当である。ビデオの時代には、録画が終わるまで待つしかなかったわけで、時間の有効活用このうえない。

 私の両親も所有しているのであるが、聞いてみると、ほとんど使っていないとのこと。理由は、操作が分からない、という一点に尽きる。ビデオまではなんとか理解できても、DVDレコーダーになるとお手上げということらしい。確かに、それについては私も同感である。録画マニアを自称する私ですら、最初、マニュアルを読んで操作を習得するまでに、けっこうたいへんであった。しかも、機能が増えるにしたがって、操作が複雑になりつつあり、余計に分かりにくさを助長しているのである。

 回りの人に聞いても、結局、使う機能は限られていて、にもかかわらず、操作メニューの階層が複雑になっているために、使いにくいという印象を持っている人が多い。これは、あれもこれもできます、という多機能競争を続けた結果、本来の良さが損なわれている典型例であろう。最近の携帯電話についても、似たような状況に思える。

 ゲームという同じコンテンツでありながら、パソコンとゲーム機を比較すると、パソコンの弱点はDVDレコーダーに通じるところがある。操作・機能面において、ゲーム機よりも遥かに自由度が高いために、必要以上に多く盛り込んでしまう傾向がある。その結果、操作がしにくい、とか、分かりにくい、というような弊害を招いていることは、残念であるが否めない。この点については、素直に反省しているところである。

 さて、話は次世代DVDに戻るが、この勝負は果たしてどちらに軍配が上がるのであろうか? コンテンツを持つ映画会社の取り込み競争が激化している。確かに、供給されるソフトによる影響は大きいであろう。しかし、その場合には、映画会社としては、いっしょに心中しようとまでは思わないであろうから、日和見的に対応していくことになると思われる。すると次のポイントとしては、コストになるのではないかと思われる。詳しいことまでは知らないが、記録容量で劣る「HD-DVD」陣営は、その分、製造コストで優位ということを強調している。

 確かに、現状で長時間、ハイビジョン録画する必要のあるコンテンツは少ない。現状のDVDメディアでも高いという印象が強いわけであるから、当面は大きな記録容量は必要ないように個人的には思うが、いかがであろうか?

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「大戦略パーフェクト2.0DX」ver1.02bアップデータを公開しました。

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Viva! パラマウント(2005.8.22)

 福岡市の隣に久山(ひさやま)町という町がある。人口8千人に満たない町であるが、福岡市に近いということもあって、ショッピングセンター「トリアス久山」に代表される箱もの施設が多いことで有名な町である。その久山町に、パラマウント・ピクチャーズと提携して、「パラマウント・ムービー・スタジオ・パーク」というテーマパークを作るという構想が発表されたのは、昨年の7月のことであった。

 パラマウントといえば、「ローマの休日」や「ゴッドファーザー」など渋めの名作のイメージが強いようであるが、「レイダース」、「トップガン」、「タイタニック」、「ミッション:インポッシブル」など、エンターテインメント性の高い作品も多い。しかし、なんといっても、私にとっては「スタートレック」である。このニュースを聞いた瞬間に、小躍りして喜んだ。「スタートレック」といっても、映画よりもテレビドラマ・シリーズのほうであるが、あれほどのこだわりで、長期間に渡ってシリーズ化を続けている姿勢に、たいへん敬服している。おそらく、ビジネス的には、あまり魅力がないと思われるのであるが、最新シリーズの「エンタープライズ」においても、スタッフの強烈な情熱が感じ取れる。

 その「パラマウント・ムービー・スタジオ・パーク」を誘致する主体となる会社が、「日本トレイド」という福岡のベンチャー企業である。あまり地元でも知名度がない会社であるが、その志はひじょうに高いものがある。下記の同社のホームページを見ていただくと分かると思うが、福岡への執着がひじょうに強い会社である。これは以前紹介した、GFFに通じるものがある。両者のホームページともに、福岡の新しいランドマークである「福岡タワー」を中心とする「シーサイドももち」を背景に使っていることからもうかがえる。

 昨日、その日本トレイド社が主催する「第2回 MEC プロジェクト エンターテインメント セミナー」が開催された。参加した弊社のスタッフによると、たいへん勉強になったとのことである。私のほうは、その前夜祭となるレセプションに出席してきた。たくさんの人の挨拶が続いたが、要するに、「パラマウント・ムービー・スタジオ・パーク」の誘致を契機にして、米国UCLAとの提携により人材育成プログラムも同時に進行させ、福岡を日本のハリウッドにしようという構想であることが分かった。GFFは、福岡をゲームのハリウッドに、という目標を掲げているが、本家本元の映画のハリウッドにしようという構想も、すでに進行していたのである。

 だからといって、ライバル視するような気持ちになっているわけではない。挨拶をする米国人の人達から、純粋な熱意を感じることができた。なんでも、フランスのカンヌでも、同様のプログラムが進行しているとのことであった。つまり、ロサンゼルス・ハリウッドと、福岡、カンヌの3拠点で、次世代のクリエイターを育てていこうということなのである。

 であるならば、「福岡をゲーム特区に」、という狭い範囲ではなくて、「福岡をコンテンツ産業の拠点に」というのもわるくはない。ますます熱い「福岡」に、乞うご期待!

●第2回 MEC プロジェクト エンターテインメント セミナー
http://www.psfj.co.jp/html/about_mec/mi/s_vol2.html

●日本トレイド社のホームページ
http://www.psfj.co.jp/html/top.html

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Senkyo(2005.8.19)

 小泉劇場の最終幕は、なんとも劇的な展開のスタートとなった。政治的な話題は、この場にふさわしくないのではあるが、今回ばかりは言及せずにはいられない。

 とにかく「見苦しい」の一言に尽きる。それは、いわゆる造反議員や、その地元の県連の態度である。自分の政治信条を貫いて反対票を投じたわけであるから、その時点までは骨のある議員達として映った。ところがその結果として、自民党の執行部から徹底した弾圧を受けるようになると、なんとも情けない小さい人間の姿になってしまった。彼らの本音を代弁すれば、多少の懲罰は覚悟していたにせよ、従来の自民党の体質として、よもやこんな事態になるとは思わなかった。こんなはずではなかった、という心境であろう。小泉首相のやり方の是非は別にして、最近の日本には、これほどのリーダーシップを発揮する政治家はいなかった。しかしそれが、本来のリーダーの姿であり、その一点こそが世論調査などで高い支持を受けている要因であろう。

 私の記憶に残るリーダーシップを発揮したという印象の歴代の首相は、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘の3人である。中でも、田中角栄は、「日本列島改造論」により日本の高度成長を促進したり、日中国交正常化を実現したりと多大な功績を残したにもかかわらず、ロッキード事件で失脚。1983年、その一審裁判で実刑判決を受け、即日控訴。それが一つの原因となって第37回衆議院議員総選挙が行われたのであるが、なんと田中角栄は22万票の圧倒的支持で当選したのである。

 その選挙は、争点が元首相の汚職ということもあって、全国的な盛り上がりを見せた。そして、その機に乗じて、システムソフト社は、おそらく日本初の政治シミュレーションゲーム「Senkyo」を発売したのである。当時のパソコンPC-8001mkII、PC-8801/mkII、PC-9801用として発売された。開発したのは、「ジャパンバッシング」を開発したということで紹介した、天才プログラマー「たいにゃん(TINYAN)」である。時系列的には「Senkyo」のほうがはるかに先で、今にして思うと、そのときの下地が「ジャパンバッシング」へと生かされているのではないかと思う。

 さて、今回も久しぶりに感心度の高い選挙になりそうである。「刺客」とされている女性候補達だけでも話題豊富なのに、加えて「ホリエモン」ことライブドアの堀江貴文社長は、なんと亀井静香氏と同じ広島6区からの出馬を表明した。堀江氏は、これも以前紹介した福岡の八女市の出身である。その八女市が属する福岡7区は、自民党の古賀誠氏の強固な地盤があるため、やむを得ず福岡1区か? と噂が流れたが、どうせならと、最も注目度の高い選挙区を選んだのであろう。

 なんとも楽しみな選挙になりそうである。

≪昨日のHEADLINE≫

「G-cluster」によるストリーミング配信サービスのサイトに、「gooゲーム オンデマンド」が追加されました。

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歩兵と戦車(2005.8.12)

 たまには、システムソフトらしい話題ということで、大戦略における兵器の強弱について考察してみたい。

 大戦略シリーズにおいて、歩兵と戦車が戦闘した際に、ほぼ互角の結果になることがあるのは、明らかにおかしいのではないか? というような問い合わせを、ときどきいただくことがある。確かに、歩兵が戦車に対して、真っ向から戦闘をしかければ、全く刃が立たないであろう。しかし、実際の戦闘においては、歩兵のほうは物陰に隠れたり、最悪でも地面に這いつくばったりと、できるだけ弾を避ける行動を取るはずである。それに対して、戦車は頑強な装甲に守られてはいるものの、標的としては極めて大きい。しかも俊敏な動きは取りにくいので、状況によっては歩兵が有利になる場合も起こりうるのではないだろうか、という判断で、大戦略においては各数値を設定しているのである。

 シミュレーションゲームというからには、できるだけ本物に近いシミュレーションができることが理想ではあるが、現実的には実戦そのものが実例が少ないということと、実戦が発生したとしても、ほとんどの場合には一定期間そのときのデータは極秘扱いとなるので、入手は困難である。よって、大戦略などにおいて対戦時の数値を設定する際には、公表されている兵器の性能をベースにはするものの、かなりの部分が想像によって設定することになる。そこは、まさに担当者のセンスによる部分なのである。

 例えば戦車の場合、武装や電子装備などは詳しく公表されている場合が多いが、防御性能に関しては公表されていないことが多い。そうすると、攻撃力の数値は合理的に設定しやすいのであるが、防御力の数値は、かなり根拠が曖昧にならざるをえない。さらに言うと、一般論として戦車の場合には、正面の装甲は頑強であっても、比較的、横の装甲は弱いことが多く、混戦となった場合も考慮に入れ、意識的に数値を下げるということもある。

 もう一つの例としては、同じミサイルを積んでいても、戦闘機によって命中率に差があるはず、という仮説がある。戦闘機によって搭載している電子機器の性能が違うわけであり、それによって武器であるミサイルの数値に差を付けるのは自然なことである。しかし、これも確固たるデータがあるわけではないので、かなりの部分で感覚的に設定されている。

 かくして、これが現在のように1,000種類を超えるような兵器数になると、全体でバランスを取るというのは、かなりの苦難に満ちた仕事になる。かといって、こればかりは複数人では、できない。あくまでも一人の人間の判断で設定しないと、ムラができてしまう危険性があるからである。

 軍事情報は、刻一刻と変化するものであり、しかも、どれが正しい情報かを見極めるのも難しい。インターネットの普及で、以前に比べると情報の収集はしやすくなったものの、実は、ほとんどあてにならない情報だったりすることも多い。弊社では、基本的には、書籍を中心にして、常日頃から情報収集を絶やさないようにしつつ、新作の兵器バランスの調整に追われる日々が続くのである。

≪本日のHEADLINE≫

「ティル・ナ・ノーグV 〜悠久の仁〜」製品情報ページの「仲間図鑑」を更新しました。

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歌舞伎町グルメ(2005.8.10)

 東京の欠点の一つは、食べ物が美味しくないことである。バブル景気の頃までは、どの店に行っても満足した記憶がない。特に、「もつ鍋」ブームのときの、東京の「もつ鍋」はひどかった。本場の博多の人間からすると、とても食べられたものではなかった。たぶん見様見真似で、具材を同じにしただけだと思うのであるが、実は「もつ鍋」は、「もつ」(つまり内臓)の品質が全てなのである。普通に流通している「もつ」では、本物の味は出せない。

 さて、さすがに世の中が不景気になって、店がどんどん淘汰されて、最近は東京でも、九州人の私でも納得できる店が増えてきたのは、たいへん喜ばしい限りである。というよりも、かなり場数を踏んだから、はずれを引かなくなった、というほうが正解かもしれない。

 そこで今回は、九州人もお勧めの新宿(歌舞伎町)の店を紹介しよう。

 まずは、新宿西口の山手線沿いにある「新宿西口商店街」、通称「思い出横丁」とか「やきとり横丁」と呼ばれる中にある「大黒屋」である。チケット屋の「大黒屋」も同じ商店街にあるので、紛らわしいのであるが、こちらはれっきとした居酒屋である。この店の特徴は、なんといっても、お酒の種類が豊富なことである。以前は日本酒がメインであったが、最近の焼酎ブームを受けて焼酎も増えてきた。食事のお勧めは、冬場の「生牡蠣」である。私は、ここで生牡蠣を生まれて初めて食べたのであるが、牡蠣がこんなに美味しいとは思わなかった。それまでは、牡蠣はどちらかというと苦手だった。なんでも伊勢から直送で取り寄せているとのこと。「自家製ダシ巻玉子」も有名であるが、忙しいときには注文できないくらいに手間をかけているらしい。「愛ちゃん」という看板おばあさんが気に入っていたのであるが、今は引退してしまって少し寂しい。言い忘れたが、ここは場所柄お世辞にもきれいな店ではないが、その分、料金もリーズナブルなところが嬉しい。

 次は、歌舞伎町の通称「セントラルロード」、靖国通りから「ドン・キホーテ」の角をコマ劇場方面へ向かう通り沿いにある「樽一(たるいち)」である。ここも、お酒の種類が多い。また料理のバリエーションも豊富で、特に鯨と穴子の料理が特徴である。鯨料理は本格的で、ありとあらゆる部位が揃っている。ここは、いつも混雑しているので、事前に予約したほうがいい。食前に出てくる牡蠣殻を煎じた超苦い茶を飲むと悪酔いしないとのことであるが、確かに少しは効いている気がする。経済誌「財界」で、東京の居酒屋ランキングNo.1に輝いたことがあるそうである。

 最後は、韓国料理である。区役所通りを、職安通りに向けて真っ直ぐに進んで、職安通りを越えてすぐのところにある「松屋」がそれである。このあたり一帯は、最近は韓国人街と化してしるが、数ある韓国料理屋の中でも、断トツのお勧めである。きっかけは、韓国人の知人に紹介されたのであるが、韓国人も納得の店とのこと。まず驚かされるのが、量が多いことである。なにげにチヂミを注文すると、一人前なのに3〜4人前分くらいの大きさのものが出てくる。量が多いからと言って味が二の次というわけではない。私が最大に感激したのが「豆腐チゲ」の味である。かつて韓国・ソウル郊外の、ひなびたドライブインで食べたチゲの味が忘れられず、日本でいろいろな店で注文したが、どれもいま一つであった。チゲは日本の味噌汁のような位置付けであるが、味噌がまさにミソらしくて、日本の味噌では出せない味とのことである。チゲは、いわゆる猫まんまのように、ご飯にかけて食べるのが基本である。ぜひ、試してみてほしい。

 なお、これらの店は、パソコンゲーム業界の仲間と、よく行く店なので、どこかでお会いできるかもしれない。

●新宿西口商店街(大黒屋)
http://www.shinjuku-omoide.com/

●樽一
http://www.taruichi.co.jp/

●松屋
http://www.yakinikutengoku.com/shinjyuku/matsuya/

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「大戦略ファンクラブ」会員専用ページ内に、「大戦略パーフェクト2.0 DX」専用の追加マップを公開しました。横128×縦64ヘックスで全世界を網羅したマップになっております。あまり難易度は高くありませんので、気軽にお楽しみいただけます。未入会の方は、「大戦略ファンクラブご案内コーナー」をご参照のうえ、ご入会をお願い申し上げます。

「戦略プロ野球2005〜改革元年〜」製品情報ページのデータ配信サービスコーナーにおいて、7月度選手データを公開しました。

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発表会裏話(2005.8.8)

 ホームページや情報メールでもお知らせしたように、去る8月2日(火)に、弊社福岡支社にて、情報系サイトや雑誌社の記者の方を対象にした、新製品の発表会を行った。その内容については、下記のページに記事として掲載されている。

●ITmedia Games
http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0508/08/news004.html

●「4Gamer.net」
前編
http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050804232209detail.html
後編
http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050804234148detail.html

●「GAME Watch」
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050803/systeme.htm

 実は、今回の発表会には、いろいろなことがあったのであるが、意外(?)にも、各サイトともに新製品の紹介だけに留まっているので、このコラムで簡単に紹介したいと思う。

 当日の朝、いつも見ているテレビ番組の星座占いが、「ハプニングが起こってたいへん」というような占いであった。今まで、ほとんど気にしたことはなかったのであるが、その日に限っては、確かに個人的なことで、立て続けに予定外のことが発生した。そして、取材に来る記者の人たちが乗る飛行機が出発する頃に、その一人から携帯に電話がかかってきた。なんと羽田空港が閉鎖されているというのである。あわてて調べてみると、ちょうど乗る予定の飛行機が出発する直前に、その事故は起こっていたのである。管制塔が停電のため、離発着ができなくなってしまったという、例の事故であった。

 一時はどうなることかと心配したが、ちょうど1時間ほど遅れて、飛行機は到着した。しかし、その後のスケジュールがそのまま遅れることになってしまった。発表会はなんとか無事に終わり、第二弾のイベントへと進んだ。そのイベントとは、その日、福岡ヤフードームで行われた、福岡ソフトバンクホークス、対、北海道日本ハムファイターズの試合を、スーパーボックスで観戦するというものである。スーパーボックスとは、いわゆる貴賓席(VIPルーム)のことで、一般の席の上部に設けられた個室である。一部屋あたり8名〜16名の定員の個室が、内野から外野にかけて、約150室ほど福岡ドームにはある。

 この部屋は、本来は年間予約でしか利用できないのであるが、そこはホークスを所有することになった、弊社のお得意先のソフトバンクBB様のはからいで、今回の観戦が実現したのである。通常であれば、年間で最低でも数千万円はかかる場所である。

 さて、部屋に通されると、一様に全員が興奮状態になった。あまり野球に興味のないような人達のように見受けられたのであるが、実際にその部屋に入って、バルコニーから眺める試合は、格別のもののようであった。特に、「インペリアルフォース2」を共同開発しているイレギュラーズアンドパートナーズの山本社長は、筋金入りのホークスファンということもあって、最初からバルコニーに張り付いて応援を続けていた。

 ところが、その日の試合は、3点をリードされたままホークスは1点も得点できずに6回まで進んだ。山本社長も力尽きて、とりあえず腹ごしらえということで、スーパーボックス特製の「福岡ドーム弁当」に手を伸ばすことになった。6回の裏のホークスの攻撃も、ダブルプレーであっさりと2アウト。ところが次の打者のバティスタが2塁打。松中と城島が四球を選んで満塁となった。ここで、パナマの怪人ズレータの登場である。以前、取り上げた、松中と松坂との勝負のときもそうであったが、まさかのホームランを少しだけ期待した。はたして、なんと逆転満塁ホームランを打ったのである。そしてホークスは、このリードを守り、そのまま勝利したのである。

 福岡ドーム名物の勝利の花火も上がり、全員、勝ち試合を満喫することができたのは、なんともラッキー(良いハプニング?)としか言いようがない。もう一つハプニングとしてあげるならば、スーパーボックスでしか注文ができない、ムネリンこと川崎宗則選手がプロデュースした「川崎パフェ」というスペシャルメニューを注文できたことである。後で分かったのであるが、1日あたり4個しか対応できないとのことである。ちなみに一つ5,000円もする豪華なパフェである。

 ということで、今回の発表会は、終わり良ければで、大成功であった。

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往年の名作ゲーム【その3】(2005.8.5)

 今回は、前々回で紹介した「上海」である。このゲームについては、あまり説明の必要はないであろう。麻雀牌を使ったパズルゲームで、積み上げられた同じ絵柄の牌を2枚ずつ取り除いていって、全ての牌を取ることができれば上がり、という極めて単純なルールである。

 このゲームを最初に見たのは、当時のシステムソフト社が、Macintoshビジネスに参入しようとしていた直前の1986年のことである。当時のK社長が、たまたまMacintosh用として発売されていたものを入手したわけであるが、それまでゲームには興味を示していなかったK社長が、なぜか「上海」の前から離れないのである。ほとんど仕事もせずに、しかも、夜中も、ひたすら画面を見つめていた姿が、いまだに脳裏に焼き付いている。

 そのうち社員を一人ずつ呼んで、「このゲームは売れると思うか?」と、たずねた。私も含めてだが、誰一人として、「売れる」という人はいなかった。とにかく、当時としても、見かけがあまりにもシンプルすぎて、わざわざこのゲームを、お金を出して買う人はいないと思ったのである。

 実は当時、Macintoshは社長室に1台あるだけだったので、結局、誰もさわったことはなくて、見た目でしか判断できなかった。それでは、ということで、今度は一人ずつプレイさせてみて感想を聞くことになったのである。するとどうであろう。私も、最初は気乗りせずに始めたものの、数回するうちに、だんだんと、はまっていったのである。しかも他の社員も、ほとんど例外なく、はまったのである。

 それまでに、多数のゲームに触れていたが、こういう経験は初めてであった。極めて単純であるがゆえに奥が深い、とはまさにこのゲームが象徴している。それからは話が早かった。一気に契約をまとめて、しかも、ほとんどのパソコンに同時に移植することになった。なんといっても単純なゲームなので、移植の労力がかからないのが、最大のメリットであった。

 このゲームの虜になった社員たち、開発から広報・営業まで、社員全員がこのゲームの素晴らしさを広めたいという一心で、この仕事に取り組んだ。最初、彼らがそうであったように、いかにこのゲームの良さを知ってもらうかということが最大の壁だという共通の認識であった。しかしそれは杞憂であった。発売後は、極めて順調に売れたのである。大成功であった。

 この体験談は、後々の製品開発のときに、たびたび引用された。見かけだけで判断してはいけない、ということを。

≪本日のHEADLINE≫

インペリアルフォース2」、「スーパーエアーコンバット4」、「現代大戦略2005」、他全5タイトルの「新製品発表会」を開催いたしました。その発表内容についての記事が、以下の各情報系サイトで掲載されています。
「4Gamer.net」、「GAME Watch」

「4Gamer.net」
前編
http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050804232209detail.html
後編
http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050804234148detail.html

「GAME Watch」
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050803/systeme.htm


「ティル・ナ・ノーグV 〜悠久の仁〜」製品情報ページに、「FAQ」コーナーを追加しました。

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台湾紀行(2005.8.3)

 台湾・台北は、韓国・ソウルに次いで、よく訪れたことがある外国である。ご存知、ということではないかもしれないが、台湾もかつては日本の植民地であったにもかかわらず、韓国と比べると日本には、そんなに悪い印象を持っていない国民が多い。特に若い世代の人たちは、日本の文化に大きな影響を受けていて、かつて、日本がアメリカの文化に憧れたのと、似たような関係にある。漫画・アニメは言うに及ばず、音楽も、ごく普通に日本の最新ヒット曲が、街のあちこちで流れている。タクシーに乗れば、なぜか日本の演歌がカセットテープから流れているし、商店街のBGMがJポップであったりするのである。

 同じ植民地ではあったものの、台湾は、日清戦争の結果、清から日本に譲渡された形であったということ。それと太平洋戦争後、毛沢東率いる中国共産党軍との内戦に敗北した、蒋介石率いる国民党軍が、台湾に逃れてきたわけであるが、そのときに台湾人や先住民に対して、武力での弾圧を行なった。それによって日本のほうが、まだマシだったという印象を台湾国民に与えたのが好印象の要因のようである。

 大陸の中国では、あまりにも複雑で数の多い漢字について、省略字(簡体字)を使うことが一般化している。そのため、日本人が使う簡単な漢字ですら、全く通じないことがあって、ときどき驚かされる。その点、台湾は逆に旧来の漢字(繁体字)のままなので、日本の漢字であっても、ほとんどの字が通じる。通じると言っても筆談ができるということではあるが。しかし、筆談ができるだけで、たいへんに便利である。

 漢字といえば、日本ではごくありふれた姓である「中山」は、中国人にとっては、たいへん高貴な名前だということを聞いた。中国革命の父、孫文は中国では「孫中山」と呼ばれることが多いのであるが、おそらくそれは、そこから来ているものと思われる。また、中華思想とは、中国が世界の中心であり、その文化や思想は最高のものであるという価値観であるが、それからして中国語において「中」という字は、ひじょうに大きな意味を持つようである。

 さて、台湾にはいろいろな観光地があるが、私のお勧めは占いである。通称「占い横丁」というところがあるのだが、地下道にずらっと店が並んでいる。ほとんどの店で日本語が通じるし、日本の有名人もよく訪れているようである。占いの方法にも、いろいろあるので、それらの店をはしごしてみると、さらに面白い。昨年、同業者と台北のゲームショウを見学に訪れた際にも、全員で占い横丁に行ったのであるが、そのうちの一人について、なんと「交通事故に遭う」と、占いに出たのである。どのていどの事故なのか? としつこく聞いたのであるが、言葉を濁して、あまり教えてくれなかった。はたして、その人は「交通事故」ではなかったが、事故のような急病で倒れ、あやうく一命を取りとめたのである。

 そのときゲーム業界の将来について占ってもらったのであるが、今年の後半から運気が上がるとのことであった。まだ8月ではあるが、正直なところ、今のところそういう気配はない。こちらこそ当たってもらいたいものである。

≪本日のHEADLINE≫

「インペリアルフォース2 cosmic interceptor」の製品情報ページを更新しました。

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博多美人(2005.8.1)

 博多(福岡)は、美人が多い、とされている。私は、他県で育ち、大学受験のときに初めて博多駅に降り立ったわけであるが、高校生の目にも、明らかに「違う」と感じた。もっとも、それで大学を決めたわけではないが、行き交う若い女性の雰囲気は、出身地と比べて、ひじょうに華やかであったことを鮮烈に覚えている。

 そもそも美人の基準というものは、かなり曖昧であるために、その真偽を追及してもあまり意味がないように思うが、私なりの持論を展開したいと思う。世界的に見ても美人が多い地域は、混血による結果であるということが一つの定説になっている。例えば中東地域は、西洋と東洋という両極端な人種が交わる中間地点であるために、その典型的な事例といえる。

 しかるに博多は、古くから大陸との交流の窓口であった。必然的に人の交流が盛んな地域であったわけで、大陸の朝鮮人もしくは中国人との混血が多い、つまり美人が多いということになる。ところが、そういうと、すごい美人がたくさんいるように思われるかもしれないが、実際のところは、そこまでではない、と個人的には思う。強いて言うならば、全体の平均値が高い、というほうが正解のように思う。もっと正確に言うと、「美人度ピラミッド」というのがあるとするならば、釣鐘型のようなイメージになる。

 福岡は芸能人が多い、というのは紛れもない事実であるが、それはやはり博多美人という定説もあって、スカウトする人たちから一目置かれている地域ということも影響していると思う。それと同時に、博多美人型の顔というのもあるように思う。具体例で言うと、以前も紹介した筑後地域出身の黒木瞳や田中麗奈、福岡地域出身の浜崎あゆみ、などである。いずれも共通した特徴があり、現代型の美人顔といえる。しかし、そういうトップレベルの人たちは、いずれ東京に出ていくので、結果、地元には残らないというのが、上位の美人が、あまり多くない原因なのかもしれない。

 さらには、実は顔だけの問題ではなくて、やはりファッションセンスも大きく影響しているように思う。福岡は少なくとも九州では最先端の街ということになっていて、週末ともなると九州全土から若者が集まってくる。そして女性たちは、ショッピングを楽しむのである。この前、ラジオの中継で、たまたまインタビューしたのが横浜から観光に来た若い女性たちで、福岡の印象を「おしゃれな街」と言っていた。私からすると横浜のほうが上のようなイメージなのであるが、なんとも意外な感じがした。

 もう一つ、最近知ったのであるが、いわゆるエステの世界では、新しい流行は福岡が発祥の地であることが多いそうだ。比較的、福岡の女性は素顔や素肌を重視する傾向があるらしくて、そのために新しい方法が考案されやすいとのことである。それは、いまだに古い価値観が残っている土地柄で、嫁いだ際に派手な化粧をすることができないため、という分析まで紹介されていた。

 博多にいらっしゃる機会がある場合には、そういう視点で見てみるのも、一つの楽しみになるかと思う。

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